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Channel: 真空管アンプの自作と、クラシック音楽&家庭菜園&鉄道写真などなど
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46/45コンパチブル・アンプ完成!

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  46/45コンパチブル・アンプが完成!
 ----46(G2-P接続三結)UX改造球/45・コンパチブル・アンプ -----

  UYベースからUXに改造した46と、UX-45がそのまま挿し替えできるコンパチブル・シングル・アンプが完成しました。昨日の夕方、少し時間が取れたので、昨日は電源部のみの配線作業を行い、今日、残りの配線作業を行いました。午前中にアンプが完成しました。各部の電圧、電流等は、ほぼ計算とおりで修正の必要はありませんでした。これで一応完成とします。

   完成写真です。コントロール・アンプを使用するので
   ボリュームは省略しました。

イメージ 11

   電源スイッチは、後ろ(背面側)の端に付けました。

イメージ 1

    上からの写真・・・シャーシ上の左下端に電源ONの
     ネオン管を付けました。真空管用の放熱用穴はあけて
     いませんがこれで大丈夫でしょう。

イメージ 2

   UXのソケットなので45をそのまま挿し替えが出来ます。
   45を挿した場合の写真です。見た目のバランスは45の方
   が良いと思うのですが・・・使用基準となる整流管は80
   ですが、今回は傍熱管の80K(KX-80)を使いました。

イメージ 3

回路について
 シングル・アンプのドライブ回路について考えてみました。
今回は、中μ管の6SN7-GTと、高μ管の6SL7-GTを使用した場合のドライブ回路について検討しました。

検討回路案
 ドライブ回路の案は次の4つの回路について検討しました。
 回路定数は大体の値で適当です。

イメージ 4

A)の回路ですが、これだと6SN7による2段増幅なので、十分高いドライブ電圧が取れ、バイアスの比較的深い45をドライブするのには、もってこいの回路だと思います。しかし、46の場合、45より低いドライブ電圧でOKですので、この回路だとコントロール・アンプを使用することや、無帰還アンプと言うことを考えると、私には少し感度が高過ぎ、少し使いづらいアンプになります。NFBをかけるなら、この回路が最も良いと思います。

(B)の回路ですが、高μの6SL7の2つのユニットをパラ接続した、簡単な回路です。この回路だとプレート抵抗も半分になり、出力インピーダンスも少し下げることが出来ます。単純な回路ですが意外と6SL7のパラ接続は力感があり経験上、良い結果が得られます。6SN7の2段増幅より出力電圧は低くなりますが、無帰還で、よほどバイアスが深い出力管でなければ、この回路で十分ドライブできます。

(C)の回路ですが、高域特性が良いとされるSRPPドライブ回路です。2A3のシングル・アンプなどに多くの製作例があり、高い出力電圧で、出力インピーダンスも低くなるため、よく使用される回路ですが、片側の球のカソードに高電圧がかかります。そのため、ヒーター/カソード間の耐圧規格をオーバーしますので、安全性からヒーター・バイアスをかけなければいけません。

(D)の回路は直結回路でのカソード・フォロワー出しの回路です。この回路だと、低いインピーダンスの出力となりますが、(C)同様に出力側の球のカソードに高電圧がかかります。そのため、この回路でもヒーター・バイアスをかけなければいけません。

 今回のアンプは、6SN7でも6SL7でもソケットのピン接続は同じなので、回路の変更で簡単に実験することが出来ます。
 そのため今回は、とりあえず最も単純な(B)の6SL7-GTのパラ接続を採用しました。あとの回路は暇な時にでも変更するなり、実験をしようかと考えています。

全回路図について
 今回完成したコンパチブル・アンプの全回路は、まだ頭の中だけで書いていません。書いたら、この下の欄に加筆します。あらたな題での新規投稿はしないで追加投稿としますので、あとから見てください。
         ここに後日、回路図を加筆します。

配線と使用部品について
 歳をとってくると手元が鈍くなるせいか、半田付けや線の引き回しもうまくいかず、きれいな配線ではなく、あまり参考にはなりませんが、写真を掲載します。部品は、ほとんどトランスから真空管のソケットなど、中古品の使い回しで、新品は抵抗2本と、カップリング・コンデンサー2個、出力管のパスコン4個(表記電圧が低いのでシリーズにして使った)、それとシャーシとラグ板2枚だけです。(新品といっても家にあるストック品で、新たに購入したものは全くありません)
なお、出力管のハムバランサーはヒーター・トランスのCTタップからバイアス用の抵抗とケミコンを直接つないでいるので、付けていません。(これでノーハムと言ってよいでしょう)

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

   只今、試聴中です・・・・下にアンプが写っています。
   左下のスピーカーは私の好きなダイヤトーンP-610A
   CDの下は、これもダイヤトーン。こちらは8ΩのP-610B
         です。そのほかダイヤトーンが3組、計5組がダイヤトーン
   で全て現役のスピーカーです。
         アルテックのフルレンジ(自作120ℓ密閉)は、ほとんど
   使っていません。
   あっ!・・・部屋は現在、整理中でごちゃごちゃ・・
   スピーカーは、いつもの設置場所とは違います。

イメージ 8

   今回はダイヤトーンDS-251MKⅡ真ん中上)で試聴

イメージ 9

   おまけです・・・

   整流管にナス管の280、出力管に245を挿してみました。
   う~~ん・・GT管も使っているので見た目はイマイチ
   だな~~~

イメージ 10

   次の投稿では、4546との試聴結果と、簡単な諸特性の
    測定結果などについて投稿します。
    完成直後の音ですが、かなり良いと思います。自己満足!

   46のUYベースからUXベースへの改造球についての投稿は
   こちらです。
   アドレスをクリックすれば改造記事につながります。
    
   46真空管の改造/UYからUXベースに

  では、今日は、このへんで・・・
  次の投稿も読んでくださいね。HIROちゃんでした。


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