84/6Z4整流管と6X5GT整流管
このコーナーでは、このところ整流管を紹介していますが、
今回は、規格の小さな両波用整流管、ST管の84/6Z4
と、GT管の6X5GT整流管を紹介します。
84/6Z4です。
真空管の種類によっては日本製の球もあります。(6EM7などは東芝製とみられる新品が箱詰めされていました)
84/6Z4ですが、60mAまでしか整流出来ないので、ミニワッターくらいにしか使用できませんが、古典管の12Aや、31と大きさは同じなので、これらのシングル・アンプや、日本製の6Z-P1、3Y-P1などとはピッタリの整流管です。
また、71Aは、プレート電流(Ip)が20mAなので、シングルなら、この84/6Z4で十分です。80がなければ、少し大きさは小さくなりますが、ST管なので見た目にも違和感はありません。
この整流管の規格は末尾に記します。
84/6Z4に良く似た整流管として6X5GTがあります。こちらはGT管です。管内の構造をみると、前記の84/6Z4とそっくりですが、こちらは70mAまで整流出来ます。
上記のシルヴァニア製の6X5GTですが、右側2本は軍用
のJAN球です。いずれも秋葉原で1本100円で購入した
ものです。小型のアンプなら十分に使用できますね。
なお、84/6Z4、6X5GTは、ヒーター電圧が6.3Vで、
カソードが独立していますので、電源トランスのヒーター巻き
線は整流管専用としなくても、他の球のヒーターと供用する事
も出来ます。
84/6Z4の規格は、こちらです。
6X5GTの規格は、こちらです。
この「真空管いろいろ」の書庫の他に、「ジャンク・コー
ナー」の書庫の中にも「真空管編」として多くの真空管を
紹介していますので、興味ある方はぜひ見てください。
では、今日は、このへんで・・HIROちゃんでした。![]()
