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Channel: 真空管アンプの自作と、クラシック音楽&家庭菜園&鉄道写真などなど
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今度、製作する真空管アンプは?

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  今度、製作する真空管アンプは・・・?
 
  暫くの間、真空管アンプ作りの手が止まっていましたが、そろそろ何か作りたくなってきました。
何を作ろうかと迷うところですが、46を使って何か作ってみようかと・・・
 現在、46は、ロフチン・ホワイトのシングル・アンプとパラ・シングル・アンプの2台の他、テスト用のコンパチブル・アンプで聴くことが出来ますが。新たに1台作ろうかと・・・
部品は家の中にあるもので、多分全部揃うでしょう・・・・
あらためて購入するものはありません。
 
 今のところ、ロフチン・ホワイトのシングル・アンプが相当、古くなり、壊して作り直すか、又は新たな設計でシングル・アンプか、作ったことのないプッシュプル・アンプを作るか・・近いうちに決めたいと思います。ステップ・ダウンの中間トランスも手許にあるので、思い切って46のB級アンプも面白いのですが・・適当な電源トランスの持ち合わせがありませんし、B級のアンプにはあまり興味がありません。
 
 気が向けば、来週あたりからシャーシの加工作業を始めようかと思っていますが・・なかなかやる気のスイッチが入りません。
最近は年のせいか・・真空管アンプを作る気力も少し減ってきた感じです・・・いつまで作り続けようかかな~~~~? とも思う、この頃ですね・・・
 
 この46という真空管・・・私の好きな真空管のひとつ・・・
 
イメージ 1
 
 では、また作り始めたらブログにアップします。
 作り始めたら2、3日もあれば完成はするのですが・・・
 
 HIROちゃんでした。・・・

真空管いろいろ/5R-K16整流管

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  真空管いろいろ/5R-K16整流管
 
 これまで整流管として、805U4G5Z35R4-GYを紹介しましたが、今回は9ピンMT管の5R-K16を紹介します。
 下記の写真は、使用しているアンプから抜き取って撮影した東芝製の通測用Hi-S管と、元箱入りの未開封新品の予備の手持ち球です。
 
イメージ 1
 
イメージ 2
 
 
イメージ 35R‐K16は、同じ9ピンMT管の6CA4(EZ81)と同じ特性の整流管ですが、
5R‐K16のヒーターは5V/1.2Aでカソードがヒーター片側の4番ピンに接続されているのに対し、6CA4(EZ81)のヒーターは6.3V/1Aでカソードは3番ピンに独立して接続されています。
 
 
 MT管では数少ない整流管ですが、6BQ5シングル・ステレオ・アンプや、モノラルのプッシュプル・アンプを、真空管整流する場合には、大きさ的にも規格的にもピッタリの整流管です。
しかし、シリコン・ダイオード整流が主流になってからは、ほとんど使われなくなってしまった整流管です。
 
5R-K16の規格は、こちらです。
なお、このPDF資料は6CA4(EZ81)の規格表ですので、真空管のソケット接続と、ヒーター規格は異なります。
6CA4の規格表の方が詳しい資料でしたので、こちらにしました。
     
 
では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。

気まぐれ日記/今週の家庭菜園

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   気まぐれ日記/今週の家庭菜園
 
 先週から今週にかけては天気が悪かったのですが、先週の交通被害事故での頸椎捻挫の痛みもだいぶやわらいたので、時間のあいた時に、首に負担のかからないよう、ゆっくりと時間をかけて、畑を耕し、秋蒔きの準備をしました。
 
 デジカメではなくガラケーの携帯電話で撮影したので、写真の写りが悪いのですが、少し畑の様子を紹介します。
 
 耕すのは全て手作業です。全体では結構広いので、家庭用
 の耕運機が欲しいのですが、運動にもなるので我慢です。
 
イメージ 1
 
  
 
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  苦土石灰をすき込んで耕し、2、3日後に有機肥料
  (今回は発酵鶏ふん)を入れ耕し、適当にウネを作りました。
  ここには、ほうれん草、大根などを蒔きます。
 
   後ろに写っているのは左から、赤シソナス赤芽イモ
   オクラです。
 
イメージ 3
 
 
 この他にも写真を忘れましたが、既に耕し終わったところもあります。
 また、耕していないところが、まだありますが、10月に入ってから耕しても間に合うものも多くあるので、ゆっくりとやることにします。
 
  赤芽イモ?が大きくなりました。もうすぐ収穫です。
 
イメージ 4
 
 
  オクラは、そろそろ終わりですが、まだ収穫出来ます。
  後は来年のために種を採ります。
 
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  では、またね・・・HIROちゃんでした。
 
 

真空管いろいろ/6X4整流管

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   真空管いろいろ/6X4整流管
 
 来週は台風の影響でしょうか・・・毎日が「曇りか雨」の予報です。仕事の休みをみて、時間を作り、久しぶりにアンプを作ってみたいと思います。作り始めたらアップします。。。。今日から家の中で部品探しです・・・
 
 さて、今回も前回に続きMT管の整流管・・・6X4です。
 
 写真の6X4は、右は自作のプリ・アンプから引き抜いて撮影したマツダ(東芝)製、左はナショナル(松下)製の新品です。
 同じ6X4ですがメーカーにより、プレートの大きさと形が少し違っています。
プリ・アンプやフォノ・イコライザー・アンプ、それにミニワッターなどに使用しています。予備球はナショナル(松下)の元箱入りです。
 
イメージ 1
 
 
イメージ 2
 
 6X4は、7ピンの小型MT管で、両波整流用ですが、前回紹介した9ピンMT管の5R-K16や、6CA4の規格と比較するとかなり小さく70mAまでの整流です。
 昔は5M-K9と同様、ラジオに良く使用されていました。
6X4は、MT管を使用したミニワッターや、プリ・アンプのB電源整流用として使いやすいため重宝している整流管です。
 
  6X4の規格は、こちらです。
     ↓
 
 
 では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。  
  
 

R・シュトラウス/ツァラトゥストラはかく語りき

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   R・シュトラウス
   交響詩 ツァラトゥストラはかく語りき
 
   今回は、R・シュトラウスの交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」を紹介します。
 
 この交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」はクラシック・ファンでなくてもオーディオ・マニアの方なら音のチェック用として良く聴かれる曲ですが、いわゆる「音マニア」の方は冒頭の2分間位しか聴かずに・・・「ダイナミック・レンジがどうのこうの・・オルガンの重低音がどうのこうの・・・」と音に対する能書きばかりを語り、全曲を聴く「音マニア」は少ないのではないでしょうか・・・
 実際、オーディオ・チェック用のCDなどでは、この曲は冒頭部分しか納められていません。最後まで聞いてよ~~~~と、言いたいですね。単なる音マニアではなく、「音楽ファン」になってほしいと思うのですが・・・私はオーディオが趣味ですが「音キチガイ」的な音マニアではありません。ですから音優先ではなく、モノラル録音でも鑑賞するのには問題なしです。(粗悪な録音は別ですが・・)
 
 さて、「ツァラトゥストラはかく語りき」と言えば、昔、映画の「2001年宇宙の旅」の音楽としても使われ有名になった曲ですね。
 この映画でのサウンド・トラックはDGのカール・ベーム/BPOの演奏と認識していたのですが、契約等の関係?で、映画のクレジットではベーム/BPOとされていましたが、カラヤン/VPOの音源が使われたという話もあり、どちらが本当か良くわかりません。どちらにせよ、この映画で一躍有名になったのは事実ですね。
 
 この「ツァラトゥストラはかく語りき」というと、モノラル録音では、クレメンス・クラウス/VPO盤の評価が高いのですが、私のLPの棚にあったような・・・と探したのですが持っていませんでした。しかし、クラウス/VPOのR・シュトラウスは、「ドン・キホーテ」「ドン・ファン」「英雄の生涯」「町人貴族」のLPの輸入盤がありました。近いうちに再度、聴いてみたいと思います。
 
  なお、クラウスのR・シュトラウスについては、Gustav さんのブログで詳しい投稿がありました。
あとから見てください・・・
   ↓
 
 前置きが長くなりましたが、実は私にとってR・シュトラウスは管弦楽もオペラも多くの音源を持っていますが、どちらかと言うと苦手で、あまり好んで聴こうとはしません。この「ツァラトゥストラはかく語りき」も、それほど夢中になって聴く曲ではないので、私のこの曲のライブラリーも多くはありません。
 それでもいつの間にか10種類位の音源が集まってしまい、気が付いたらそのうち4種類が、私の嫌いな?カラヤンの演奏でした。
 
イメージ 1カラヤン/ウィーンPO
(1959年)
 
 この録音はデッカの録音で、音も良く、更にこの曲が前述の映画「2001年宇宙の旅」で効果的に使われたため、一気にポピュラーになったようです。今でもこの演奏は色あせてはおらず、アンチ・カラヤンの私でもお気に入りの1枚です。LPも持っていますが写真はCDジャケットです。
 
イメージ 2カラヤン/ベルリンPO
 (1973年)
 
 完成度の高い演奏で、何よりBPOのアンサンブルが見事。最弱音から最強音までゴージャスな響きと重厚さ・・・文句無しの演奏ではないだろうか・・これもLPを持っています。
 この録音から10年後の1983年録音の評価が非常に高いようですが、この音源は、残念ながら手許になく聴いていません。
 
イメージ 3カラヤン/ウィーンPO
 (1977年)
 
 この録音は、1977年、ザルツブルクでのライブ録音。
MADE  IN  HONG KONG の「ライブ・クラシック100」の2枚組の中の1枚で、他に「ドン・ファン」「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」1971年の「英雄の生涯」、1975年の「死と浄化」     いずれもザルツブルクでのVPOとのライブ録音です。おそらくFM放送などから作成した海賊版的なCDと思われますが、いずれもステレオ録音でライブ感のある良い演奏だと思います。
 
イメージ 4カラヤン/ベルリンPO
 (1987年)ライブ映像 DVD
 
 この演奏はベルリン建都750年を記念して行われたコンサートでのライブ映像DVDです。晩年の亡くなる2年前の演奏ですが、円熟したスケール感の大きな演奏となっています。
 この演奏会では、他にモーツアルトのディヴェルティメント第17番が演奏されていて、これも映像として納められています。
 
 
イメージ 5カール・ベーム/ベルリンPO
 (1959年)
 
 この演奏は、一番最初にこの曲を購入したLPレコードでした。写真のCDは15枚組の廉価盤「カール・ベーム・コレクション」からの1枚です。堅実で重厚な演奏、ここでも聴きごたえのあるBPOを聴くことが出来ます。
 
 
 
イメージ 6ケンペ/ドレスデン国立O
 (1970年)
 
 このCDは、EMIから発売されたルドルフ・ケンペの「R・シュトラウス管弦楽集」の9枚組BOXの中の1枚、この演奏も堅実でやや地味な感じもしないではないのですが、ドラマチックな迫力もあります。R・シュトラウス管弦楽集としてはお薦めのBOXです。
 
 
イメージ 7ダヴィット・ジンマン
 チューリヒ・トーンハレO
 (2001年)
 
  この演奏はアルテ・ノヴァから発売された7枚組の「R・シュトラウス管弦楽集」安価だったので、つい通販で購入ボタンを押してしまい購入したもの。2001年録音と新しいのですが、何となく録音が気に入りません。たぶん私の自作アンプの再生音が悪いのでしょう・・・音はクリヤーですが、やや固く感じます。演奏そのものは・・う~ん・・良くわからない。。。
 
 
イメージ 8マッケラス/ロイヤル・フィル
 
 このCD、ホームセンターのワゴンで販売されていた2枚組で980円だったと思います。ホームセンターや本屋、駅構内などで販売されているCDの中には、おやっと思うような音源が売られていることがあります。これもその中の1枚。このシリーズでは同じサー・チャールズ・マッケラスが指揮した、シベリウスの「交響曲第2番」などもあって購入しましたが、このシベリウスは素晴らしい演奏でした。・・・が、「ツァラトゥストラはかく語りき」は、まあ普通の演奏でしょう。
 
 
イメージ 9フェルディナンド・ライトナー
 南西ドイツ放送SO
 
 このCDもホームセンターのワゴン販売で見つけた480円のCDですが、Intercord が録音したEMI原盤の正規の輸入盤です。お買い得の安物CDと思われがちですが、なかなかの演奏、このシリーズではカール・ミュンヒンガーのベートーヴェンや、モーツアルトの交響曲など、なかなか入手困難な音源が多くあり、たくさん購入しました。ミヒャエル・ギーレンなどの音源もあり、お買い得の面白いシリーズだったのですが、現在は見かけなくなりました。
 
イメージ 10クーセヴィッキー/ボストンSO
 (1947年)
 
 この演奏、なんとも恐ろしいくらい遅いテンポで始まります。1音1音絞り出すような演奏で、冒頭部分を聴いただけで、がっくりと疲れます。
 1947年の録音と言うこともあり、一度聴けば十分ですがとてもユニークな演奏と言えるでしょう。
 この音源はメンブラン・ドキュメントのR・シュトラウス作品の10枚組廉価盤BOXで、R・シュトラウス自身による自作自演の交響詩や、メンゲルベルク、フルトヴェングラーなどによる交響詩、クレメンス・クラウス指揮「薔薇の騎士」全曲、ミトロプーロス指揮「エレクトラ」全曲など1940年代の古いモノラル録音ですが、歴史的な録音として聴く分には安価で良いBOXだと思います。
 
 
 この交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」の録音では、初めてこの曲を1954年にRCAがステレオ録音したフリッツ・ライナー/シカゴSOや、その他、メータ、ショルティなども聴いてみたいとは思うのですが、もうこの曲は紹介した10枚で十分です。
 
 R・シュトラウスのオペラも結構、手許にあるのですが・・・
なかなか私には馴染めません。。。どうしても初めから苦手意識を持ってしまうと駄目ですね・・・
 クラシック・ファンの中には、バッハしか聴かない・・・モーツアルトは聴かない・・・ルネサンス音楽は聴かないし宗教曲は全く聴かない・・・オペラは全くダメ・・などなど、いろいろなクラシックの聴き方がありますが、どんな聴き方でも自由です。
私は何でも聴く「クラシック馬鹿」でしょうか・・・それでも室内楽などは、まだまだ未開拓な曲が多いですね・・・・
クラシックの曲は無限にあるくらい音楽の宝庫・・・一度ハマったら抜けられない趣味ですね。。。
 
この「管弦楽曲」の書庫内に下記の投稿記事があります
下のアドレスをクリックすれば直接記事につながります。
■バッハ/管弦楽組曲全曲/クレンペラー
■エリック・サティ/管弦楽曲集/パラード
■クレメンティ/交響曲他、管弦楽作品全集
■武満徹 作品集
■シベリウス/フィンランディア
■R/シュトラウス管弦楽曲集/ルドルフ・ケンペ
ストラヴィンスキー 「春の祭典」の名盤(名演奏)
■ルロイ・アンダーソンの音楽
では、今日は、このへんで・・・・HIROちゃんでした。
 

46プッシュプル・アンプの製作 ①準備編

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 46プッシュプル・アンプの製作 ①準備編
 
 夏休みに作ろうと思っていた、真空管アンプでしたが、暑くてやる気なし・・・既に専門学校では、夏休みが終わり授業が始まっていて、今日も講義に出かけてきました。明日からは大学の後期の授業も始まり、忙しくなるのですが・・・今頃になって「やる気スイッチ」が入ったのでアンプを作ることにしました。
 
 さて、今回作るアンプですが・・・いろいろ考えたところ古典管の46が結構本数があるので、久しぶりに46で、プッシュプル・アンプを作ってみたいと思います。今回は47の3極管結合のPPアンプとしても挿し換えが出来るコンパチブル・アンプとします。
 
 改造ではなく新規で作るのですが、ストックの未加工シャーシも何個かあるのですが、とにかく加工が面倒・・・やる気スイッチが入らないのはシャーシ加工が面倒だからです。
 そこで、壊したアンプの残骸から使用出来そうな、ジャンク・シャーシを探してみました。我が家には下の写真のような部品が少し残っているような残骸が、かなりあります。
 
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 実は、これらの写真の他にも、物置の中にまだまだ何個か残っています。アンプを作るときには、このような残骸から部品を取り出して作ることが結構多いのです。。。。
 
 この中から、ピッタリの穴あきの残骸シャーシを発見・・・
 これなら、うまくいきそうです。リード社のMK-350で、底板も見つかりました。ボンネットもどこかにあるはず・・・
 
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 電源スイッチや、スピーカー端子、VRなども残っています。
 シャーシの穴は多少の修正で済みそうです・・らくちんです。
 
 使用する各トランスですが、当初は46シングル・アンプを予定していたのですが、適当な電源トランスの持ち合わせがありません。
 46真空管も本数があるためと、中古のプッシュプル用の出力トランスも2個あったので、思い切ってプッシュプル・アンプを作ることにしました。
 
 そこで取り出した電源トランスが、これ!・・・
2、3年前に購入しておいたノグチトランスのPMC-190Mです。
 新品の未開封品です。ストックの新品電源トランスは、これが最後であとは予備の新品トランスはなくなりますが、今回は奮発してこれを使うことにします
 
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 このトランスはB電源のタップが180V、200V、220Vと、かなり低いのですが、電流は190mAも取れます。
 46ppには少しプレート電圧が低くなってしまうのですが、多少、出力が小さくなるだけで全く問題はないでしょう。それでも3W近い出力は得られるでしょう。かえって古典管と言うこともあり、寿命の点では良いかもしれません。
 なお、46のフィラメントは2.5V/1.75Aなので2本点火すると3.5Aが必要です。PMC-190Mのヒーター巻き線は、2巻きありますが、各3Aで少し不足するように感じますが、ヒーター・タップは、0V-2.5V-6.3V/3Aとなっていて6.3V3Aが確保できるので2.5V管では全く問題はないでしょう。2.5Vの電圧は確保出来るはずです。
 
 チョーク・トランスですが、中古のタンゴC-110です。
 
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 規格は10H/100mAで、出来れば120mA以上が望ましいのですが、46は1本あたり20mA程度で動作させる予定なので、ドライブ管の電流を考慮しても特に問題はないでしょう。100mAの規格と言っても許容電流は、カタログをみると120mAとなっていますので大丈夫です。
 
 出力トランスは春日無線変圧器のKA-6635PUL・・・中古品ですがリード線もほとんど切らずに使用したものです。(どうもリード線タイプのトランスは嫌いです.実験アンプや、他のアンプに載せ換える時などは不便)オリエント・コアのZp:5KΩのトランスです。
 
イメージ 7
 
 
 中古の残骸穴あきシャーシにあうかどうか、載せてみました。
   ありゃりゃ・・・こまった・・・
 整流管のソケットの穴にかぶってしまいます。
 
イメージ 8
 
  ここは、チョット工夫して出力トランスの止めネジ穴の部分を2個重ね合わせて取り付ければ何とかなりそうです。重ねると段差が出来るので、少し金ノコで切るとかして取り付けたいと思います。
 下の写真の間隔なら何とかなりそう・・・
もっと右側に寄せて取り付けも可能ですね。その方がいいかも・・
 
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 46ppアンプの回路ですが、いつも位相反転はPK分割や、グリッド接地型(ムラード型)が多かったので、今回は少し異なった位相反転回路に挑戦してみたいと思います。失敗したら壊して回路を変更します。
 
 シャーシを少し修正し、さらに少し汚れているので、きれいにしてトランスなどを取り付ければ、あとは配線作業だけです。今度の休みは22日ですが、お彼岸でお寺や墓参りに行ったりで、あまり時間が取れません。しかし、この日から時間を見て配線作業を始める予定です。
 配線作業だけですので、全日、時間が空けば1日で終わりますが・・・今週中には完成するでしょう・・・
 では、配線作業を始めたらブログにアップします。
 
お楽しみに・・・・HOROちゃんでした。 
 
 
 

46プッシュプル・アンプの製作②部品取付

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 46プッシュプル・アンプの製作 ②部品取付
 
 今日から配線作業を行う予定でしたが、彼岸の墓参りや、お寺に行ったりで、結局、これから明日の授業の資料を整理しなければならないので、部品の取付だけで終りにしました。
 明日は1日中仕事、夜は目が悪いので最近は、配線作業はしないことにしています。
 
 穴あきジャンク・シャーシの穴を少し追加、修正して部品を取り付けました。出力トランスが整流管のソケットにかぶさってしまうので、2個の取付部分を重ねて取り付けました。重ねた片側が1mmほど高くなってしまうので2個のトランスのつなぎを削ったりしようかとも思いましたが、取り付けてみると、ほとんど見た目はわからないので、そのままにしました。部品を取り付けてみるとピッタリでした。電源トランスは前回、紹介したとおり新品、あとの出力トランス、チョーク・トランス、真空管ソケットなど、部品は中古品です。(小物ではラグ板だけが、家にあった新品のストック品です。因みに、取り付けネジも全部壊したアンプから取り外したものです。)今回もあらためて購入した部品はありません。
 必要のない、穴が少し残り見えてしまいますが、あまり目立ちませんので、まあ良しとします。(出力管を挿せば、たぶん目立たないでしょう)
 なお、シャーシは汚れを落としたら結構綺麗になったので、黒色での再塗装は天気も悪いのでやらないことにしました。
 
イメージ 1
 
 
 縦ラグを取り付けました。出力トランスのリード線が長くてモジャモジャしていて何とも気に入りません。前に使用したアンプで、トランスの交換などを考え、リード線をほとんど切らずに残したので長いのですが、今回は少し短く切ってしまおうかとも思っています。
 実体配線図などは、とても私には面倒で出来ません。これまでの経験と適当な感で、いきなり本番の配線作業を行います。(仮配線もしません)
 
イメージ 2
 
 1日あれば配線は終わるのですが、今日も明日も出来ないので、土曜日にでも時間が取れれば配線をしたいのですが・・・
できるかな~~??
家庭菜園のほうが、このところ雨続きで何もできません。こちらも耕して種蒔きをしなければなりません。
 まあ、あわてないで作ることにしましょう。
 
 アンプの回路ですが、もうひとつシャーシに穴を開けてドライブ管を追加しようとしましたが、どうもやる気が起きず・・・面倒なのでこのままで6SL7-GTを使用したオートバランス型(自己平衝形)の位相反転回路でやってみたいと思います。
 この位相反転回路には、いくつかの回路例がありますが、増幅率が高く、また46のバイアスも452A3ほど深くないので、6SL7-GT、1本でも十分にドライブは出来ると思います。
 
 もし時間があれば、アンプの回路案について、投稿出来ればと思っているのですが・・・・??? 明日の仕事の準備が終わり時間に余裕があれば、記事を投稿します・・・
 
では、またね・・・・HIROちゃんでした。
 

46ppアンプの製作③配線作業(午後完成!)

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 46プッシュプル・アンプ製作③ 配線作業
 
    ※2016/09/24 15:50  追加投稿
    配線作業が終わり、アンプが完成しました。末尾に配線
    状態と、アンプの写真を追加しました。
       
     ※2016/09/24 16:20  タイトル名変更
   アンプの完成に伴い、この投稿記事のタイトルを変更しま
   した。
 
     ※2016/09/25 10:40  追加投稿
    末尾に写真を1枚追加しました。
 
 
 今日は仕事も休み・・・雨が降りそうですが、いつものように表の濡れ縁で午前中、配線作業をしました。午前中の進捗状況をアップします。
 
イメージ 1
 
 今回の出力トランスはリード線タイプで、リード線が長くてモジャモジャ・・・・これでは配線作業がやりにくいので、今回は、このリード線から処理します。短くカットしようとしたのですが、結局、今回も後から出力トランスの交換などを考慮して、リード線は少し長めに残すことにして、束ねることにしました。
 
イメージ 2
 
 
 100V電源、46のフィラメントと、6SL7-GTのヒーター配線を行った後、B電源の配線を行います。
 
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 錫メッキ線などでアース母線は張りません。メインアンプの場合、私は黒色のビニル線でラグ板につなぐだけです。
 
 46のフィラメントのハム・バランサーは使用せず、22Ω(2W)の抵抗2本で代用し、2個の抵抗の中点からバイアス抵抗とパスコンを取り付けます。写真ではB電源のデカップリング抵抗は、まだ付けていません。
 
イメージ 4
 
 午前中は、ここまで・・・・午後からは用事があるのですが、時間を見て残りの配線を終わらせたいと思います。
 
 このあとの配線作業については、新たなタイトルでの投稿はしません。この記事に続けて追加投稿しますので、また見てくださいね・・・
 
では、次の投稿まで・・・またね HIROちゃんでした。
  
※2016/09/24 15:50 追加投稿
  配線作業が終わり、アンプが完成しました。
 午前中の作業開始から、終了するまで約5時間30分でした。
 とりあえず、配線後のシャーシ裏の写真と、完成したアンプを
 紹介します。
 
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 各部の電圧等を測り、調整しようと思いましたが、予定通りの電圧配分となり、今のところ特に調整は必要ないようです。
 試験的に音を出してみましたが・・・PPのためか直熱管でもハムは全く出ません。十分な出力でドライブ不足は感じられません。
 明日、ゆっくりと試聴した結果を見てから、詳しい回路図、試聴結果等について投稿します。
 
※2016/09/25 10:40 追加投稿
 
 只今、試聴中です・・・・う~ん・・・
 なかなかの音・・・単なる自己満足・・・・
 パイロット・ランプ(ネオン・ランプ)の緑色がきれいで
 気に入っています・・・
 
イメージ 7
 
    回路図が書き終わったら、今夜にでも試聴結果と併せ、
   アンプの詳細について解説記事をアップしたいと思って
   いますが・・・?
 
   では、・・・またね HIROちゃんでした。
 

気まぐれ日記/今日の家庭菜園と・・・・・

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  気まぐれ日記/今日の家庭菜園と・・・・
 
  9がつ25にち にちようび てんき
 
 きょうは、ひさしぶりに てんきがよかったので、ごごから
かていさいえんの はたけに いってきました。
 あつさがもどると いっていますが すっかり あきのかんじ
です。はたけのまわりの たんぼでは イナゴが ピョンピョン
はねていました。
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 このところ雨の日が多かったのですが、今日は天気もまあまあでしたので、午後から家庭菜園の畑に行ってきました。
 サトイモの仲間の「赤芽イモ?」がだいぶ大きくなりました。
近いうちに試し掘りをしてみたいと思っています。
 
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 ネギ(やぐらネギ)は、まだまだ食べきれないほどたくさん畑にあります。長ネギではありませんが、葉がやわらかく、美味しいネギです。食べるのに少し採ってきました・・・・
 
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 モロヘイヤもたくさん採ってきました・・・ 
 
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  この他にも秋ナスを少しと、もうすぐ終わりのオクラ
  採ってきました・・・
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  畑のまわりでは・・・・
 
  畑の前にある水田では、もうすぐ稲刈りです・・・・
  しかし、良く見ると、天気が悪かったためか、空のモミが
  目立つように感じます。実が入っていないためか、穂の垂
  れ方が少し足りません。
  どこのお宅の水田かわかりませんが・・・残念ですね
 
イメージ 4
 
 
  田んぼに近づくと「イナゴ」がピョンピョンとたくさん
   跳ねていました・・・
     稲の葉と同じ色なので、少し見つけにくいですね・・・
   昔、私が小学生のころ、亡くなった母が良く近所の奥さん
   たちとイナゴ捕りに行っていました。袋に入れたままま糞
   を出してから茹でて羽を取り、佃煮などにしていました。
   昭和30年代の話です・・・
     昔は良く食べましたが今は、食べません。
 
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   畑の耕していないところにヒガンバナがたくさん
    咲いていました。
 
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   私はこの花が好きなんですよ・・・・
   でもこの花には毒があるんです。
   (アルカロイドと言います)
 
    あっ!・・・書くのを忘れていました・・・・
    今日は、畑に「ホウレン草」の種を蒔いてきました。
 
   では、またね・・・夜にオーディオ記事を投稿します。
 
   HIROちゃんでした。。。。
 

46プッシュプル・アンプ完成/回路等

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  46プッシュプル・アンプ完成/回路等
   (47三極管結合ppアンプ兼用)
 
 昨日、古典管の46を使用したプッシュプル・アンプが完成しましました。このアンプは直熱5極管の47をそのまま挿し換えることによって47の3極管結合のプッシュプル・アンプとしても使用出来るコンパチブル・アンプになっています。
 
イメージ 2
 
 
 
 46真空管は以前にも紹介したように、デュアル・グリッド三極管というグリッドが2つある三極管で、4極管としては使用出来ません。第2グリッドをプレートにつなぐとA級動作でシングルで1.25Wの出力ですが、第2グリッドを第1グリッドにつなぐとB級動作として使用出来、プッシュプルで20Wもの大出力が取り出せます。
 今回は第2グリッドをプレートにつないだプッシュプルとしました。
 
 A級動作の場合、規格表ではシングルでEp(プレート電圧)250V、Ip(プレート電流)22mA、Eg(グリッド電圧)-33Vとなっています。Egが-33Vと、2A345に比べるとバイアスが浅いのでドライブも楽です。
 
 
 プッシュプルの位相反転回路ですが、46のバイアスは比較的浅いため、大がかりなドライブ回路の必要はないと考えました。
 位相反転回路には多くの回路があり、簡単なP-K分割による回路も考えましたが、双3極管1本では少し無理です。5極管の6SJ7などと、6SN7-GT(1/2)によるPK分割なら十分ドライブ出来ますが、あらためて使い回しのシャーシに追加の穴を開けるのも面倒・・・元々ドライブ管2本の穴はST管か、GT管です。
 
 
イメージ 1 そこで考えたのが、6SL7-GTを使用した、右の図のような増幅率の大きいオートバランス型(自己平衝型位相反転回路)です。
 一般的にはオートバランス型の場合には(2)の回路を使用します。ラジオ技術で那須好男氏が6V6や、6L6などのプッシュプル・アンプで採用していました。
私も過去に1台だけこの回路でアンプを作ったことがありました。
 (1)は、古典型とも呼ばれているもので、グリッドリーク抵抗を供用した回路ですが、バランスが多少悪いために上下の抵抗値を変えた回路も見られます。昔、クライスラーというメーカーの6AR5のプッシュプル・アンプなどにこの回路が多く採用されていました。
 バランス面や、歪率などを考えると(2)の回路の方が良いようですが、今回は、あえて古典的な(1)の回路で作り、音を確かめることにしました。気に入らなければ回路の変更は簡単です。こんな実験的なアンプ製作も面白いと思います。
 
 なお、余談ですが有名なKT-66を使用した「QUAD」Ⅱ型の位相反転回路は一見、バランス型にも見えますが、カソード結合型の変形あるいは発展型?と見るべきでしょう。
 
 アンプの回路および解説
 
【電源部】
 電源部ですが、手持の電源トランス(ノグチ/PMC-190M)のB電源の最高電圧のタップは220Vです。少し電圧が低いので、整流管に整流効率の比較的高いSTタイプの5V4-Gを使用しました。多少、プレート電圧が低くても全く問題はなく、かえって古典管ということを考えれば軽い動作の方が、球の寿命も長くなり好都合です。
 なお、電圧は多少低くなりますが、5U4-Gや、5R4なども使用出来るよう整流後のケミコンは22μFと少なめにしてあります。勿論、ここはGT管の5AR4などでも挿し換えOKです。5AR45V4ではあまり変わりませんでしたので、大きさは46と異なりますがSTタイプの5V4-Gを使用しました。
 
 出力管46のフィラメントの規格は2.5V/1.75Aなので2本点火すると3.5Aが必要ですが、電源トランスのヒーター巻き線は3Aです。しかし、この巻き線は0V-2.5V-6.3V/3Aで6.3Vで3Aが確保出来るので全く問題なく、実際に点火した時の電圧は2.5Vピッタリです。
 46のハムバランサーのVRは、プッシュプルということもあり、省略し、22Ωの抵抗2本で代用、2本の抵抗の中点からバイアス抵抗とパスコンをつないでいますが、全くハムは出ません。ノーハムです。
 6SL7-GTのヒーター点火ですが、2本で0.6A、このトランスの6.3V/3Aにつなぐと電圧がかなりオーバーするので0.5Ω(5W)のセメント抵抗をシリーズに入れて電圧を6.3Vに調整しています。
 
【増幅部】
 増幅部は前記のとおり6SL7-GTによる、グリッドリーク抵抗を供用した古典的なオートバランス型です。使用した抵抗、コンデンサー等については、壊したアンプから取り出したものが、ほとんどで、あり合わせの抵抗をかき集めたものですので、かなり適当な値であることをご承知ください。
 回路図を下記に示します。CR結合のプッシュプルとしては非常にシンプルな回路となっています。
 なお、出力トランスですが、2次側の4Ωに8Ωのスピーカーを接続することにより、1次側5KΩを見かけZp=10KΩとして使用しました。
 
イメージ 3
 
このブログでは、同じ回路のアンプの製作を、おすすめしているものではありません。また、アンプの試聴結果は、個人的な感想です。したがって、このブログ内記事の回路図等は、参考にしないで下さい。同じ回路のアンプを、お作りになるのは自由だとは思いますが、全て自己責任の上、製作くださるよう、お願いいたします。投稿者としての責任は一切持ちません。真空管アンプ製作は、高電圧等による感電死や、火災、火気事故、シャシー加工時での怪我など、注意が必要です。安全第一で楽しいアンプ作りをしましょう。
 
 なお、この回路での46の1本あたりの動作は次のとおりです。
 
 Ep:230V(261V-31V)
 Ip:20.7mA(31V÷0.75KΩ=2本分÷2)
 Eg:-31V
 Pd:4.76W(230V×20.7mA)
 
 と・・言うように規格表の動作例と比較すると、非常に軽い動作となっています。
なお、このアンプは古典管で直熱5極管の47をそのまま46の代わりに挿して使用することが出来る兼用アンプとなっています。
47は直熱の5極管ですが、ソケットは46と同じ5本足のUYで、第3グリッドは管内でフィラメントの中点につながっていて、第2グリッドが4番ピンと46と同じため、ソケットに47を挿すと自動的に3極管結合となります。なお、47を使用した場合の各部の電圧は回路図の(  )で明記しました。この場合も47の動作は軽い動作となっています。
 
【配線について】
 配線作業は、シンプルな回路の場合、ほとんど何も見ないで配線を一気にするので、結構作業は早い方かもしれません。
しかし、早くやってしまうこともあり、何年やってもきれいな配線はなかなか出来ません。平ラグなどを使えばきれいに見えるかもしれませんが、私は縦ラグしか使いません。
 今回のアンプのシャーシ裏側です。(お見せするほどのものではないので、あまり参考にはなりませんが・・・)
 
イメージ 4
 
 
 私の配線技術は、この程度で、アース母線も張りません。
最近は目も良く見えないので半田付けが、かなりお粗末・・・
しかし、下記の拡大した写真のように抵抗や、コンデンサーを全て並行、又は直角に配置するだけで、結構綺麗っぽく見えるようになります。真空管アンプは中身が見えなくても・・・やはりスカートの中は綺麗な方が・・・・(笑い)
 
イメージ 5
 
【試聴結果】
 試聴結果ほど適当なものはありません。まして新しいアンプを作るたびに「お~~! これはこれまで作ったアンプの中で1番いい音がするな~~」といつも自己満足する事が多いのです。
 
 今回のアンプですが、私はうるさい音マニアではないので、音の聴き分けや違いが良くわかりません。かなり適当な試聴結果と思ってください。
 私は測定器はテスターしか持っていません。歪計などは持っていません。今回の古典的なオートバランスの場合、歪の点ではあまり良くないとの事ですが、私の駄耳では音量を大きくしても全く歪っぽさは感じられません。よく「4645に音が似ている」と仰る方が多いのですが、私には良くわかりませんが、非常にクリヤーな音です。個人的な感想ですが、これまで46ではシングルと、パラ・シングルを作りましたが、シングルや、パラ・シングルでは繊細な音の感じに対し、プッシュプルは、バランスのとれた音のように感じます。輪郭のしっかりした3極管らしい音だと思います。出力も3W近く出ているようです。
 
 なお、47を挿して47の3極管結合とした場合ですが、これは47が大変身します。47の5極管接続では、古めかしい何ともレトロなブーミーな音なのですが、3極管結合にすると非常にクリヤーな音に大変身します。しかし、良く聴くと47の方がやや音が固いように感じます。
 
 これも余談ですが4647は全く規格の異なる真空管ですが、見た目は全く同じです。しかし良く中を見てみると4647の第3グリッドをとれば46そのものに見えます。もしかしたら4647は同じ製造ラインで作っていたのかな?・・・と思ってしまいます。
 
 今回のアンプは、そのうち、異なる位相反転回路に変更などを考えるとしても、今のところは特に回路変更の必要性は感じませんので、暫くは、このままで聴くつもりです・・・・
 
----- 参考記事 -----
このアンプ製作に関する投稿記事です。
タイトル下のアドレスをクリックすれば記事につながります。
46プッシュプル・アンプの製作①/準備編
46プッシュプル・アンプの製作②/部品取り付け
46プッシュプル・アンプの製作③
 
なお、これまで製作した46アンプは、この記事と同じ書庫「46・47アンプ集」内に、46ロフチン・ホワイト・アンプは「ロフチン・ホワイト・アンプ集」の書庫に投稿記事があります。
 
 
では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。 
 
 
 
 

なんじゃこりゃ~! 巨大キノコ発見!

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  なんじゃこりゃ~!巨大キノコを発見!
 
  ------ 1日遅れの気まぐれ日記 -------
 
 9がつ28にち すいようび てんき
 
 
 このところ まいにち てんきが わるいですね~~~
 きょうは しごとでしたが・・・だいはっけんです!
 「ジャンボきのこ」をたくさん みつけました。
 たぶん どくキノコだろうな~~~
 
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 今日、私の職場でもある大学のキャンパス内にある小さな
 森の中で「巨大キノコ」を発見しました!・・
 
 たくさん見つけたので、そのうちの1本を手にとり、大きさ
 がわかるように写真を撮ってみました。残念ながらいつもの
 デジカメを忘れたので、ガラケイの携帯電話のカメラ機能で
 撮影しました。
 凄い大きなキノコです!・・・(@_@)
 正に「なんじゃこりゃ~!」ですね・・・
 
イメージ 1
 
 
  傘の部分に触れると、少しフワフワしていました。
 
イメージ 2
 
 
  周りを探したら10本位ありました。。。。
  このキノコの名前はわかりませんが、たぶん、ハラタケ科の
 カラカサタケ」の一種 だと思うのですが・・・
 
 
  良く探すと、まだ小さな幼菌や、もう少しで傘が開くような
  ものも見つかりました。
    私がキノコに近付いて写真を撮っていると学生たちも集まっ
  てきました・・・・
 
  ハラタケ科のキノコの中には食用になるのもあるようですが
  「オオシロカラカサタケ」には猛毒があるようです。
  このきのこ・・もしかしたらオオシロカラカサタケ・・かも
  もし、どなたか名前を知っておられたら教えてくださいね。
 
      これは、まだまだ小さいですね。これでも30cm以上の
  高さがありました・・・
 
イメージ 3
 
  こちらは、もう少しで傘が開きそうです・・・
 
イメージ 4
 
 
  地方の大学なので、校内には自然がまだまだ、たくさん
 残っています。
 雨の日が続いて、少しだけ暑さが戻ってきたのでキノコが
 生えてきたのでしょうね~~~
 それにしても、こんなに大きな傘のあるキノコは、初めて
 見ました。
 
  では、またね・・・・HIROちゃんでした。 
 
 

カール・ベームのブルックナー交響曲

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  カール・ベームのブルックナー交響曲
   ------- 交響曲第8番 ハ短調 他 -------
 
   ブルックナーの交響曲については、私の手許にあるライブラリーから、これまで朝比奈隆氏、カール・シューリヒト、クナッパーツブッシュ、マタチッチ、ギュンター・ヴァント、オイゲン・ヨッフム、カラヤン、ホーレンシュタインについて投稿してきました。
 今回は「カール・ベームのブルックナー」です。ここまで投稿すると、あとは・・・フルトヴェングラーや、コンヴィチュニー、チェリビダッケ、少し新しいところでは、アバドや、マズア、スクロヴァチェフスキーなどなどのブルックナーについても投稿しないといけないのかな~~なんて思ってしまいます。まあ、これらは機会を見て紹介しましょう。
 私の交響曲のライブラリーの中では、ベートーヴェン、モーツアルト、ブラームスと同様、相当数の音源が手許にあります。
 もうこうなると「病気」としか言えませんね・・・
 
イメージ 1 さて、カール・ベームのブルックナーですが、最近、タワーレコードから1969年のベルリン・フィルとのライブ録音で「交響曲第8番」が発売されました。(TESTAMENT盤)ベームの演奏でこの曲は何枚かは手許にあったのですが、つい通販で購入のボタンを押してしまいました。
 
 カール・ベームのブルックナーというと、正規のステレオ録音は何故か、それほど多くありません。1936年、ザクセン(ドレスデン)国立歌劇場Oと録音した第4番「ロマンティック」と第5番は、勿論モノラル録音。
 ステレオ録音したのは1970年代に入ってからデッカにウィーン・フィルと第3番と第4番「ロマンティック」をやっと録音しています。その後、1976年にDGに第7番と、第8番を録音しています。
 第5番と、第9番のステレオ録音が無いのが残念です。第9番にいたっては私の知る限り録音は無いと思うのですが・・・ベームの第9番の演奏記録はあるのでしょうか・・・?
 
 さて、この交響曲第8番は、今回購入したものを含め4種類が手許にあります。(ライブ録音も含め全てステレオ録音です)
 
イメージ 2イメージ 3
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 バイエルン放送交響楽団     チューリッヒ・トーンハレO
 (1971年ライブ)        (1978年ライブ)
 
 これら3種類のライブ録音を聴いてみると、いずれもスタジオ録音では聴くことが出来ない、ベームの熱い説得力と迫力のある演奏を聴くことが出来ます。今回購入した1969年のBPOとのライブですが、ブルックナーを熟知したBPOとの演奏は、やはり聴きごたえがあります。
 しかし、個人的な感想としては1971年ライブのバイエルン放送SOの演奏をベストとします。会場はどこかは全くわかりませんが、かなり残響の長い会場です。しかし録音状態は悪くありません。この演奏では、第2楽章や、第4楽章での炸裂した金管楽器や、ティンパニーの強打など、ライブならではのベームの迫力と、堅実な演奏を聴くことが出来ます。1978年のチューリッヒ・トーンハレOとの演奏もライブ感のある演奏ですが、前記のバイエルン放送SOとの演奏ほどの熱いベームはありません。
 
 イメージ 4これら3種類のライブ録音に比べ右のDGに残した1976年のスタジオ録音ですが、かなりスローテンポの演奏で、ちょっと聴くとおとなしい演奏ですがウィーン・フィルの美しい音を聴かせてくれます。ただし、正直、少し疲れます。この録音では第3楽章のアダージョが絶品で美しい演奏です。
 しかし、この第3楽章だけを聴くなら、アンチ・カラヤンですが・・・カラヤンの録音したBPOや晩年のVPOの演奏の方が天国的な美しさを感じます。
 
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 参考までに、現在私の手許にあるベームのブルックナーのライブラリーは下記のとおりです。
 
 LPレコードですが、第4番「ロマンティック」のLPは、第3番との2枚組セットとあわせ同じものが2枚あります。このLPは就職してから間もない時に購入したものですが、おなじ音源でもCDよりLPレコードの方が音に臨場感も感じられ、LPを聴くほうが多い音源です。
 ドレスデン時代の2枚のモノラル録音の第4番「ロマンティック」と第5番は古いモノラル録音です。若きベームの演奏ですが、なかなか聴きごたえがあり、ステレオ録音ではないのが何とも残念です。
 
イメージ 5
 
 
イメージ 6
 
 
■交響曲第3番 ニ短調
・ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1970)
■交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」
・ザクセン国立歌劇場管弦楽団(1936)
・ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1973)
■交響曲第5番 変ホ長調変ロ長調
・ザクセン国立歌劇場管弦楽団(1936)
■交響曲第7番 ホ長調
・ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1943又は1948?)
・バイエルン放送交響楽団(ライブ 録音年不明)
・ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1953/03/07ライブ)
・ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (1976)
■交響曲第8番 ハ短調
・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1969 ライブ)
・バイエルン放送交響楽団(1971 ライブ)
・ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (1976)
・チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団(1978 ライブ)
 
【関連投稿記事】
この書庫の中に次の投稿記事があります。
下記のタイトルをクリックすると記事に繋がります。
 (86種類目のベートーヴェン交響曲全集です)
  交響曲第9番「合唱」
 
 
では、今日は、このへんで・・HIROちゃんでした。

84/6Z4整流管と6X5GT整流管

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  84/6Z4整流管と6X5GT整流管
 
 このコーナーでは、このところ整流管を紹介していますが、
 今回は、規格の小さな両波用整流管、ST管の84/6Z4
 と、GT管の6X5GT整流管を紹介します。
 
 84/6Z4です。
 
イメージ 2
 
 
 イメージ 1この球は新品ですが、メーカーは不明です。箱はインターナショナル・サービスマスター(商社名?)となっていますが、最近はこのブルー箱入りの真空管はあまり見かけなくなりました。この箱入りの真空管はハカマのメーカー名を消してあります。
 真空管の種類によっては日本製の球もあります。(6EM7などは東芝製とみられる新品が箱詰めされていました)
 
 84/6Z4ですが、60mAまでしか整流出来ないので、ミニワッターくらいにしか使用できませんが、古典管の12Aや、31と大きさは同じなので、これらのシングル・アンプや、日本製の6Z-P13Y-P1などとはピッタリの整流管です。
 また、71Aは、プレート電流(Ip)が20mAなので、シングルなら、この84/6Z4で十分です。80がなければ、少し大きさは小さくなりますが、ST管なので見た目にも違和感はありません。
この整流管の規格は末尾に記します。
 
 84/6Z4に良く似た整流管として6X5GTがあります。こちらはGT管です。管内の構造をみると、前記の84/6Z4とそっくりですが、こちらは70mAまで整流出来ます。
 
イメージ 3
 
 
 上記のシルヴァニア製の6X5GTですが、右側2本は軍用
 のJAN球です。いずれも秋葉原で1本100円で購入した
 ものです。小型のアンプなら十分に使用できますね。
 
 なお、84/6Z46X5GTは、ヒーター電圧が6.3Vで、
 カソードが独立していますので、電源トランスのヒーター巻き
 線は整流管専用としなくても、他の球のヒーターと供用する事
 も出来ます。
 
 
  84/6Z4の規格は、こちらです。
 
  6X5GTの規格は、こちらです。
 
  この「真空管いろいろ」の書庫の他に、ジャンク・コー
  ナー」の書庫の中にも「真空管編」として多くの真空管を
  紹介していますので、興味ある方はぜひ見てください。
 
  では、今日は、このへんで・・HIROちゃんでした。
 

真空管いろいろ/12F・12FK・80BK

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 真空管いろいろ/12F・12FK・80BK
 
 このところ整流管の紹介をしていますが、手許にはまだまだあります。今回は日本独特のみみっちい整流管?・・・
12F12FK80BKの3本を紹介します。
 
 これらの整流管は、昔のST管の5球スーパーラジオに多く使われた整流管で、出力管に6Z-P1のラジオには12F42が出力管の時には80BKが使われていたように思います。
 12FKは、12Fと全く同じ規格の球ですが、傍熱管で12Fの保守用として販売されていたものと思います。
 
イメージ 1
 
  左側は日立製、右は松下製(ナショナル)で、松下製のもの
   は元箱入りの新品、日立製は中古品です。
    12F12FKは、半波整流用で、僅か40mAまでしか
   整流出来ません。
   また、ソケットはUXですが、半波整流のため、足は3本し
   かありません。おそらく足が3本だけの真空管は日本だけで
   はないでしょうか・・? 3本足の40mA管・・何ともみみ
     っちい球?だと思いませんか・・・
 
 
  こちらは12FKと、80BKです。12FKは前述のよう
  に12Fと規格は同じですが、カソードがフィラメントの片側
    に接続された傍熱管です。80BK12FKと同じような半
    波整流用の球ですが、こちらは70mAまで整流出来ます。
 12FKを一回り大きくしたような規格です。
 
イメージ 2
 
  比較すると、球の構造は似ています。12FKも元箱入りの
    新品ですが、80BKは、元箱入りのものだったのですが、
 71Aのロフチン・ホワイト・アンプに使用していて、アンプ
 から抜き取って写真を撮ったものです。
 
 同じ80BKなのですが、下の写真のように同じナショナル
 (松下)製でもハカマの表記が2種類で、「KX-80BK」と、
 「80BK」があり、プレートの大きさが少し異なります。
 
イメージ 3
 
 
  参考まで元箱を見ると、12F12FKとも価格は240円
 となっています。今、この球の新品の入手は少し困難かもしれ
 ませんが、あったら価格はどのくらいするんでしょうね・・・
 
イメージ 5
 
 私は真空管は、結構な種類と本数は持っていますが、真空管の
 コレクターではありません。持っているだけではなく、私は自
 作のアンプに使っています。
 実際に、12F12FKは、3Y-P1や、6Z-P1のアン
 プに使用していますし、80BK71Aアンプに使用してい
 ます。
 
 最後に少し見にくいですが、これらの整流管の規格表は、下記
 のとおりです。
 
イメージ 4
 
 
  まあ、これらの整流管を私のようにアンプに使う方は少ないか
 もしれませんが、オールドの方で真空管ラジオを作られる方な
 どには大変貴重な整流管と言えるかもしれません。・・・
 
 では、またね・・・・次はクラシック音楽の投稿かな?
 HIROちゃんでした・・・
 

グローフェ/グランド・キャニオン組曲

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  グローフェ/グランド・キャニオン組曲
 
 クラシック音楽でも今回はアメリカ音楽です。
アメリカ音楽と言うと、「パリのアメリカ人」などのガーシュインや、「アパラチアの春」などのコープランド、バーバー・・・
また、近年ではレナード・バーンスタイン、ルロイ・アンダーソンといった作曲家がすぐにうかびますが、ファーディ・グローフェも忘れてはなりません。
 
 グローフェの曲で最も有名なのは「組曲 グランド・キャニオン(大峡谷)」でしょう。
 私は、あまり好んでアメリカ音楽を聴くほうではありませんが、久しぶりに聴いてみようと思ったのが、この曲です。
私は、第3曲の「山路にて」のロバの蹄の音に乗ってオーボエによるカウボーイの歌の旋律と、自然の情景やチェレスタのよる清らかな風景音楽が何とも魅力で、この曲が好きなのです。
 
イメージ 1
 
 
         アルトゥーロ・トスカニーニ指揮
       NBC交響楽団(1945年)
 
 
 さて、この曲の名盤と言うと、古くから上記のトスカニーニ/NBC交響楽団の演奏が有名ですが、残念ながら1945年のモノラル録音。それでも十分にこの曲を楽しむことが出来るのですが・・・
 そこで、レナード・バーンスタインの音源を探したのですが、手許にあると思っていた音源がCDでありません。LPならあるだろうと棚を探したらやはりありません。見つかったのはCBSソニー盤のLPレコードでコープランドの舞踊組曲「アパラチアの春」「ロデオ」それに、「エル・サロン・メヒコ」でした。
 やはり、アメリカ音楽にはあまり手を出さなかったようですね。
 
 そこでステレオで取り出したのが下のLPレコードです。
このLPレコードはエヴェレスト原盤の音源で、1959年の録音。
作曲者グローフェ自身による自作自演の「グランド・キャニオン」で同じ作曲家の「ピアノ協奏曲ニ短調」がカップリングされています。
このLPレコードは日本コロンビアのダイヤモンド1000シリーズで1枚1000円の廉価盤でした。たしか貧乏な大学時代に購入したもの。このシリーズの廉価CDでの復活を望むところです。
 このレコードが発売された時には、自作自演とはいえ、オーケストラが弱体とかで、評論家からはかなりの酷評だったと記憶しています。
 
イメージ 2
 
 
      ファーディ・グローフェ 指揮
      ロチェスター・フィルハーモニー管弦楽団
 
 しかし、この演奏・・・良く聴くとやはり自作自演と言う貴重な音源であることには間違いなく、演奏自体も悪くありません。私の好きな第3曲の「山路にて」も雰囲気があって素晴らしく、終曲の「豪雨」ではダイナミックでゴージャスな音を聴かせてくれます。
また、カップリングの「ピアノ協奏曲ニ短調」も指揮はグローフェ自身、ピアノは、この曲を捧げ、初演したヘスス・マリア・サンロマという実はとんでもない音源なのです。
 
 たまにアメリカ音楽もいいものです。今日は、この「グランド・キャニオン」の他にガーシュインの「パリのアメリカ人」、バーバーの「弦楽のためのアダージョ」なども聴いてみました・・・・
 
 あっ!・・・それから・・・アメリカ音楽の中でも私はルロイ・アンダーソンの軽快な音楽が大好きでたまりません。
この投稿の一番下の書庫の案内から、アンダーソンのお薦めの音源を紹介しています。アドレスをクリックすれば投稿記事に飛んでいけます・・・・ぜひ見てください・・・
 
この「管弦楽曲」の書庫内に下記の投稿記事があります
下のアドレスをクリックすれば直接記事につながります。
■R・シュトラウス/交響詩 ツァラトゥストラはかく語りき
■バッハ/管弦楽組曲全曲/クレンペラー
■エリック・サティ/管弦楽曲集/パラード
■クレメンティ/交響曲他、管弦楽作品全集
■武満徹 作品集
■シベリウス/フィンランディア
■R/シュトラウス管弦楽曲集/ルドルフ・ケンペ
ストラヴィンスキー 「春の祭典」の名盤(名演奏)
■ルロイ・アンダーソンの音楽
では、今日は、このへんで・・・・HIROちゃんでした。
 

ジャンク・コーナー/真空管編 22

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      ジャンク・コーナー/真空管編 22
       ------ 6AL5 真空管 -------
 
 久しぶりのジャンク・コーナー(真空管編)です。
我が家には多くのジャンク真空管があり、それを紹介するコーナーですが、ジャンク品と言っても、まだまだ使用出来る真空管です。テレビ用の真空管なども多くありますが、オーディオ用としても十分使用出来る真空管はワンサとあります。
 マニアの方の中にはテレビ管やラジオ管は、ノイズが出るだの、音が悪くて使い物にならないと仰る方が多いのですが、そのような方は、どうぞお高い球をご購入ください。12AX7や、12AU7などの球が無くても代替え出来る真空管はたくさんあります。
 
 さて、今回紹介するジャンク球は6AL5ですが、この球を知っておられる方はどのくらい、いらっしゃるでしょうか・・?
昔からの真空管ラジオなどを作られたりしているオールドの方なら、ジャンク箱に1本か、2本はあるかもしれません。
 
 こんなにカワイイ真空管で、7ピンのMT管です。
 
イメージ 1
 
 
イメージ 2
 
 
 6AL5は、分類上は整流管?かもしれませんが、用途としては検波用の真空管で、ダイオードが2個入った球です。
真空管を使用したFMチューナーや、ステレオ・レシーバーなどの検波用として多用されていました。
 
 この真空管を使うとすれば、真空管ラジオのゲルマニューム・ダイオードなどによる検波をこの真空管で行うことが出来ます。
 また、100Vで9mA位なら整流出来るので、凝ったマニアの中には出力管を固定バイアスの回路で動作する時の、マイナス・グリッド電圧を6AL5で整流して供給している回路を見たことがあります。真空管に拘っているのですね・・・・
 
  6AL5真空管の規格です。
           
 
 
----- 参考資料 -----
※過去に投稿し紹介したジャンク真空管は下記の通りです。
■ジャンク・コーナー/真空管編 21は、こちらです。
6DE7(10DE7/13DE7)真空管
■ジャンク・コーナー/真空管編 20は、こちらです。
6AU6(3AU6/4AU6/12AU6)真空管
■ジャンク・コーナー/真空管編 19は、こちらです。
6CB6、6DK6真空管
■ジャンク・コーナー/真空管編 18は、こちらです。
7AU7 真空管
ジャンク・コーナー/真空管編 17は、こちらです。
5670真空管
ジャンク・コーナー/真空管編 16は、こちらです。
6AK5/5654/6096 真空管
ジャンク・コーナー/真空管編 15は、こちらです。
50EH5 真空管
ジャンク・コーナー/真空管編 14は、こちらです。
30A5、35C5 真空管
■ジャンク・コーナー/真空管編 13は、こちらです。
4M-P12真空管
■ジャンク・コーナー/真空管編 12は、こちらです。
6U8(5U8/6U8A/9U8A)真空管
■ジャンク・コーナー/真空管編 11 は、こちらです。
6BX6真空管
■ジャンク・コーナー/真空管編 10 は、こちらです。
6GK5/(6FQ5A)/6HA5/(6HQ5) 真空管
■ジャンク・コーナー/真空管編 9 は、こちらです。
6AV6/12AV6/3AV6 真空管
■ジャンク・コーナー/真空管編 8 は、こちらです。
6AN8/5AN8 真空管
■ジャンク・コーナー/真空管編 7 は、こちらです。
6Z-P1、3Y-P1 真空管 
■ジャンク・コーナー/真空管編 6 は、こちらです。
6J6(5J6)、6M-HH3(5M-HH3)真空管
■ジャンク・コーナー/真空管編 5 は、こちらです。
今後、紹介予定の主なジャンク真空管リストです。
■ジャンク・コーナー/真空管編 4 は、こちらです。
6CS7真空管
■ジャンク・コーナー/真空管編 3 は、こちらです。
6BN8真空管
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では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。

2A3シングル・アンプの診断/改造

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  2A3シングル・アンプの診断/改造
  ------ 現在、HIROちゃんが改造中です ------
 
 下の写真の2A3シングル・アンプ・・実は私の作品ではありません。ブログ名「コロッケのダイニングオーディオ」のブロ友のコロッケさんリサイクル・ショップで見つけ購入したアンプです。(次の写真3枚は、コロッケさんの投稿記事からコピーしました)コロッケさんのブログのアドレスは末尾に記しておきます。
ぜひ、訪問して見てください・・・・
 
イメージ 1
 
 
イメージ 4
 
 
イメージ 2
 
 ショップの店員さんによれば、2A3の1本と12AX7の1本が切れていて点灯しないため、ジャンク品扱いになっていて、価格は何と11,800円という、とんでもない超お買い得品、コロッケさんが、思い切って購入したら、どうやら2A3の1本は、挿し方が間違っていて点灯しなかったようで壊れていませんでした。
 しかも、2A3真空管はRCAの軍用JAN球です。
 
 回路が分からなかったのですが、コロッケさんの投稿の記事に、私が「2A3は1本で60mA位電流が流れるので整流管が80だと、80が駄目になる可能性があります・・・」等のコメントのやり取りの中で、コロッケさんから、アンプを診断してほしいとの依頼があり、宅配便でアンプ送っていただき、昨夜現物が届きました。
(アンプは、真空管が割れると困るので本体のみを送ってもらい、私の家にあるシルバニアの80と、2A3を挿し、チェックすることにしました)
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 ここからは、私が家で撮影した写真です・・・・
------ アンプの診断 ------
 見ると電源トランスはノグチトランスのPMC-170M、出力トランスもノグチでPMF-10W、チョークトランスもノグチトランスと推測しましたが型番は不明です。
 シャーシ裏の配線を見ると回路は12AX7のSRPPドライブによるオーソドックスな無帰還アンプです。このアンプを回路図に書き落とし、更に主な個所の電圧をチェックしました。それが下記の回路と主なチェック電圧です。
 
  回路と動作確認(電圧チェック)
 
イメージ 3
 
※追記
 上記12AX7のバイアス・コンデンサーが、16V47μFとなっていますが、
 16V100μFです。訂正します。
 
 回路を見てみると、どなたが自作されたのか全くわかりませんが、知識のある方の設計・自作のようで、大きな問題はありませんでした。このアンプの2A3の動作は次のとおりです。
 
 Ep:256V --------(300V-44V)
 Ip:53.7mA -----(44V÷0.82KΩ)
 Eg:-44V
 Rk:820Ω
 RL:2.5KΩ
 Pd:13.7W -------(256V×53.7mA)
 
 となっていて、2A3の最大プレート損失(Pd)15Wに対し、約91%となっていて、動作上は全く心配はありません。
また、アンプの総電流は約110mAでした。80の整流規格は最大120~125mAと見たほうが安全ですが、これも範囲内です。バイアス抵抗を820Ωとしてプレート電流を調整したようです。
 本来ならば5U4Gなどの整流管を使用するのが多いのですが、あえて2A3を軽い動作で使用するために、整流効率が悪い80を使用したのか、あるいは80しかなかったから使用したのかは、わかりませんが、回路の設計としては大きな問題はありません。
 
 問題点としてあげるならば、12AX7のSRPPドライブとなっていますが、この回路の場合、片側ユニットのカソードに高電圧がかかります。このアンプでは、この電圧が130V位になっています。12AX7のヒーター/カソード間の耐圧規格は180Vなので規格内とはなっていますが、通常、SRPP回路の場合には数十Vのヒーターバイアスをかけます。しかし、このアンプでは回路が省略されています。ここは安全のため、ヒーターバイアスの回路を追加したほうが良いでしょう・・・・。
 
 まあ、回路的にはOKでも・・・シャーシ裏の配線状態は???です。空中配線は結束バンドで少し束ねれば少しはきれいになりますが、色の使い方が不思議です。特に何色を使ってもいいのですが、赤がアース線だったり、黒が高電圧だったり、とにかく、あり合わせの余ったゴチャマゼ線材で配線したような感じに見えます。
 
 実は私も配線の色分けは適当です。
  本来なら配線の色別はJISの5色法なら・・・
 
 黒 --------- 接地回路(アース線など)
 赤 --------- プレート、またはコントロール・グリッド以外
       の各グリッドの結線正回路 
 黄 --------- コントロール・グリッド回路
 青 --------- フィラメント・ヒーター又はカソードに接続
                     される回路
 白 --------- 交流回路、補助回路、信号入力・出力回路、
       制御回路など・・・
 
 と言うように色別にすればいいのですが、HIROちゃん
 独自で・・・・・・
 
 高電圧箇所 --------- 赤(さわると危ないよ~~~で、赤)
 アース線 ----------- 黒
 100V交流線 ------- 白
 フィラメント・ヒーター線 、その他 ------- 白又は黄色
   と、言った具合で、かなり適当・・・(^_^;)
 
 ---- 下の写真が、このアンプの配線です ----
 う~ん・・・・どうでしょう・・・私もけっしてきれいな配線技術はありませんが、チョットこれでは、「ジャングル配線」ですね~~・・・
 
イメージ 5
 
 
 抵抗も他に接触しそうな部分も多くあり、配線は、ほとんどやり直すことにしました・・・・そこで・・・早速、ほとんどの抵抗など配線を撤去しました。初めからやり直しです・・・
 
イメージ 6
 
 その他の問題として、何故かブロックの電解コンデンサー(ケミコン)が固定されていませんでした。(接着剤でコロッケさんが仮止めしていました)良く見るとケミコンの取付ネジの穴が合いません。ケミコンをあとから仮に交換したのかもしれません。
 ここはドリルで穴を開け、しっかりと取り付けました。
 
イメージ 7
 
 
イメージ 8
 
 なお、各真空管の取付方向が、普段、私の作るアンプと異なり配線も少しやりにくいのですが、シャーシの穴も考慮し、いじらないことにしました。MT管の穴は4個あったのですが、角度を変えると塗装面がおかしく見えたので止めました。整流管と出力管のソケットのフィラメントの向きが逆になっていますが、球を挿す時にわかるように足の少し太いフィラメント側には、マジックで黒い●印がソケットについていたので、これもそのままにしました。
 また、ソケットの取り付けは、全てネジが緩んでいましたので締め直しました・・・
 
---- スピーカーの出力端子の表示について ----
 
 アンプ後ろのスピーカー端子の表示が8Ωとなっていますが、この端子は4Ωです。真中を除いた両端が8Ωです。シールで表記しておきます。
 
イメージ 9
 
 
---- 整流管の検討 ----
 作り直しで配線を撤去する前に、5U4Gと同じ規格のUXベースの5Z3(RCA)を80の代わりに挿してみました。
電源トランスにかなり近くなりますが、特に問題はありません。
出力管の2A3と同じ大きさの球のためか、見た目のバランスも揃います。。。コッチの方がかっこいいかな~~
 
 
イメージ 10
 
 さて、5Z3を挿して2A3の動作を確認するとEp275V、Ip約56mAとなるたPd=15.4Wとなり若干、2A3の最大プレート損失(Pd)15Wをオーバーします。この程度ならあまり問題はないのですが、気分的に良くありません。整流管を変更する場合には、このままの回路定数では駄目なので、B電圧の調整等の回路定数の変更が必要です。
 
 個人的にはソケットをGT管用のオクタルベースに変更し、5U4Gあたりに変更したいところです。しかし、せっかく80がついていますので、B電圧を少し調整し、80と同じUXソケットの整流管の5Z3も、80も、そのまま挿し換え出来るよう改造したいと思います。(5Z3は使う予定はないので、改造したら5Z3も挿し換えて試聴してみてください・・・・)
 
----- 改造の進捗状況 -----
 今日は電源部の一部と出力部の配線作業をしました。
あとはMT管周りの細かなドライブ回路の配線作業と、入力部の配線、安全のための12AX7のヒーター・バイアス回路の追加などを行います。
明日は午後から仕事ですが、午前中に少し配線作業が出来ると思います。
明後日の土曜日には完成するでしょう。
 また、明日の夜に進捗状況をブログにアップしますので、見てください。
 
コロッケさんのブログは、こちらです。
下のアドレスをクリックするとつながります。
ブログ名「コロッケのダイニングオーディオ」  
 
※画面右側の「友だち」からも訪問出来ます。
 メーターが2個あるところですよ
 
 では、今日は、このへんで・・・・HIROちゃんでした。
 
 

2A3シングル・アンプの改造②配線終了

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     2A3シングル・アンプの改造②配線終了
 
   ※2016/10/07 12:45  追加投稿
  電源部の写真と記事を追加しました。
 
 昨日の投稿で紹介したブロ友、コロッケさんの2A3アンプですが、今日の午前中で配線作業が終わり、完成しました。
 
 前回も紹介しましたが、改造前のシャーシ裏の配線状態です。
  (コロッケさんの配線ではありません。リサイクル店で購入
 されたもので、どなたが自作されたアンプかは、全く分かり
 ません)
 このようなリード線を長くした空中配線は、手直しや回路の
 実験では配線の変更がやりやすい・・・ということもあるの
 ですが・・・どうもジャングル配線?は好みません。。
 
イメージ 1
 
 
 昨日と今日の午前中で、配線を全てやり直しました。
まあ、あまりきれいな配線とは言えませんが、少しスッキリしました。なお、増幅部の回路と回路定数は、全く変えていませんが、電源回路は、B電圧の調整と、ヒーター・バイアス回路の追加等で改造前とは異なっています。
 
 まずは、電源回路の一部と、面倒なヒーター配線、出力部の配線を先にやりました。
B電源部の51KΩ抵抗は、今日の調整で抵抗値を変更しました。
 
イメージ 2
 
 今日の午前中で作業が終わりました。改造前と比べると、前記のように電源部を改造しています。
あまりきれいな配線では、ありませんが、少しはすっきりしました。抵抗等は改造前の物をそのまま使ったため、抵抗のリード線が、短く、半田付けが「もりもり状態」になったところがあり、ちょっと醜いところが出来てしまいました。
 
 改造後のシャーシ裏の一応、最終の配線状態です。最後に微調整の場合には抵抗値などの変更を行う予定です。
 
イメージ 3
 
 
 下の写真は電源部のヒーター・バイアス回路の追加部分です。
ヒーター・バイアスのかけ方には出力管2A3のバイアス電圧を利用することも出来ますが、今回はブリーダー回路を兼用した補助回路としました。
 
イメージ 4
 
 
※2016/10/07 12:45 追加投稿
 B電圧の調整とケミコンへの突入電流防止のために、整流後に
 51Ω(7W)の抵抗を追加しました。この抵抗を追加すること
 により、B電圧が少しだけ低くなり、整流管を5Z3に挿し換
 えても2A3のプレート損失(Pd)はオーバーしなくなりま
 した。 詳しくは次回の投稿で・・・
 
イメージ 6
 
  源スイッチ用のスパーク・キラーの持ち合わせがないので
 0.0047のオイル・コンデンサーで代用しました。
 
イメージ 5
 
 最終的な改造後の回路図と説明等は、あとからあらためてブログにアップしますので見てくださいね・・・
 
あっ・・・書き忘れました・・・・
ちゃんと音は出ますよ・・・・やっぱり2A3の音はいいな~~
整流管は80でも5Z3でも、そのまま挿し換え出来るアンプの完成です・・・・
 
----- 参考記事 -----
前回の関連投稿記事です。
2A3シングル・アンプの診断/改造 ①
 
 では、次の投稿まで、またね・・・・
 今日は、これから仕事で帰宅も夜になるので、ブログの更新は
   あしたで~す。。。。では、行ってきま~す・・・
 
 

2A3シングル・アンプの改造③電源部強化

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  2A3シングル・アンプの改造③ 電源部強化
 
 ※電源部を少し強化した理由と、最終電源回路と、その写真
  を紹介します。
 
    ブロ友のコロッケさんの2A3アンプの改造の3回目の投稿
です。既に配線作業も終わり、音を聴きながら電圧等のチェック
をし、最終の調整をしたのですが、電源部を少し強化し、変更し
ました。
最終的には多分、これ以上の改造の必要はないものと考えていま
すが、配線等を全て取り外し、初めから作り直した責任もありま
すので、きちんとした状態で、アンプをお返ししたいと思ってい
ます。
 
 さて、タイトルのように、このアンプについては、増幅部の回路はそのままとし、電源部を見直し、昨日、最終的には電源部を少しだけ強化しました。
 
 下記の回路図で、改造前と、改造後の電源部について説明しましょう。回路図には簡単な改造ポイントは書きましたが、この回路図の次に少し詳しく説明します。
(下の回路図は拡大して見てください。右下のマークをクリック)
 
イメージ 1
 
 改造前の電源部は非常にシンプルですが、上記の回路図にも記したように、ドライブ回路にSRPPドライブ回路を採用していますが、SRPPドライブ回路の場合、通常はヒーター・バイアスをかけるのが普通です。
しかし、このアンプでは省略されていました。
 
 
----- ヒーター・バイアスとは? -----
 このアンプでは高域特性が良いとされるSRPP回路が採用されています。2A3シングル・アンプでは良く採用される回路です。
しかし、この回路の場合、12AX7の片側ユニットのカソードに高電圧がかかります。今回のアンプでは、ここの電圧が約120~130Vになっています。
一般的に真空管の規格には、ヒーター/カソード間の耐圧の規格があります。(書かれていない規格表もあります)この規格を守らないと真空管を壊すばかりでなく、アンプの故障にもつながります。
 12AX7のヒーター/カソード間の耐圧の規格は、180Vなのでヒーター・バイアスはかけなくても、このアンプの場合は、大丈夫かもしれませんが、カソードに高電圧がかかる場合には、ヒーター・バイアスをかけたほうが安全で、かつ、ハム防止にもなります。
 
 ヒーター・バイアスを詳しく事例で説明すると、良く使われるGT管の6SL7-GTをドライブ管としてSRPP回路で使用するとします。(この回路例は多いですネ・・・)
 この場合、12AX7の規格とは異なり、6SL7-GTのヒーター/カソード間の耐圧規格は、90Vです。
通常のSRPPドライブの場合、片側ユニットのカソードの電圧は、100V以上になり、規格をオーバーすることになります。
そこで、ヒーターの片側に数十Vの電圧をかけてヒーター/カソード間の電圧を規格内に下げる方法です。
 仮にカソードに130Vの電圧がかかっていたとします。その場合、6SL7-GTの規格は90Vですので、130V-90Vで40Vオ-バ-します。そこで例えば70Vの正電圧をヒーターの片側にかけると、130V-70V=60Vとなるので90V以内となり、規格内になります。
 
 具体的に、この電圧のかけ方ですが、上記の「改造後電源部」の回路のようにB電圧を抵抗で分圧して、数十Vの電圧をドライブ管のヒーター片側に接続します。
 
 イメージ 2また、右の回路図のように、出力管のバイアス電圧をドライブ管のヒーター片側に接続することでも可能です。この場合にはバイアスの電圧が低すぎると意味がありません。(単なるハム防止なら低電圧でもOKです)
 2A3シングルで6SL7 -GTのSRPPドライブの場合、6SL7-GTの片側のカソードの電圧を120V位に抑えれば、2A3のバイアス電圧がパスコンのプラス側とシャーシ間で45V位なら・・
120V-45V=75Vとなりますので、6SL7-GTのヒーター/カソード間の電圧規格90Vの範囲内とすることが出来ます。
 
 この方法は、線をつなぐだけで簡単ですが、上記の改造後回路図のようにB電圧を分圧して、かける方法が電圧も抵抗値を変えることで自由に設定できます。また、ここに使用した抵抗がブリーダー電流としてアースに流れるために、ドライブ回路の安定化にもなるので、こちらの方をお薦めします。
 当然のことながら、ヒーター・バイアスをかける場合には、別側のヒーター片側は絶対にアースに落としてはなりません。
 
 ヒーター・バイアスの説明が長くなりましたが、最初に改造した改造後電源部①では、ヒーター・バイアス回路の追加の他、整流管からの整流後に電解コンデンサー(ケミコン)への直流電流の突入防止と、B電圧の微調整として51Ωの抵抗をシリーズで入れました。これにより整流管のフィラメントへのダメージが軽減されますので、次のケミコンの容量を整流管のコンデンサー・インプットの規格より容量を少し大きくすることが出来ます。
 しかし、最初に配線した改造後電源部①では、チョーク・トランス後のケミコンの容量が47μFで少し足らない感じがします。整流管後の450V22μFのケミコンの容量は、整流管の寿命を考慮し、あまり増やしたくありません。
そこで、改造後電源部②の改造では、ここの47μF+47μFのブロック・ケミコンをパラにして容量を100μF(実際には47μF+47μF=97μF)とし、12AX7へのB電源用として350V33μFを追加しました。(実際には、ここでももう少し大きな容量のケミコンを使いたかったのですが、適当な手持ちがなく、33μFとしました。
 なお、ケミコンにパラにつないだ、600V0.22のフィルム・コンデンサーですが・・・これは音が良くなるオマジナイです。。。
フィルム・コンをケミコンにパラッてつなぐと、ケミコンのクセ?のある音が軽減されるようで、マニアの方は良く使用しますが、私は駄耳で音の違いが良くわかりませんが・・・なので・・・「音が良くなる御呪い」だと思ってください・・・
(パスコンにもフィルムコンをパラにつなぐと良いみたいです。今回は、フィルムコンデンサーの手持ちの関係で、「オマジナイ」は1か所です。。。。
 
 2回目に改造した改造後電源部②(最終回路)のシャーシ
 裏の写真です。
 
イメージ 3
 
 
 ヒーター・バイアス分圧用の51KΩの抵抗は、写真の200V22μFのケミコンの下にあります。少し抵抗やコンデンサーを追加したら少し狭くなり、配線作業もチョットだけやりにくかったのですが、何とか配線を終了・・・前記の「音の良くなる御呪い」が黄色で目立ちますね・・・いい音にな~れ・・・いい音にな~れ・・
 
 電源部の改造の投稿記事だけで、だいぶ長い記事になりました。
明日1日だけ、最終的に試聴の上、「コロッケさん」にアンプをお返ししますので、楽しみにしていてください・・・
 
 なお、今回の総括と、改造後のアンプ全体の最終回路、写真、試聴結果等は、出来れば明日にでもあらためて投稿したいと思います。
 
 ----- 参考記事 -----
 このアンプの診断・改造に関するこれまでの投稿です。
 アドレスをクリックすると記事につながります。
   2A3シングル・アンプの診断/改造 ①
 2A3シングル・アンプの/改造 ② 配線終了
 
 
 では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。
 
 
 

2A3シングル・アンプの改造/トラブル発生!

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 2A3シングル・アンプの改造/トラブル発生!
 
  ※2016/10/09  13:55   追加投稿
   電解コンデンサー交換後の写真を末尾に追加投稿しました
 
  ブロ友コロッケさんの2A3アンプですが・・・
  最終的な回路も決定し、通電し、試聴中に・・・・
  シャーシの底から・・・
 煙が・・・モワ~~ ウッ! クサッ!
  ヒューズが切れて、アンプが壊れました????????
 
   内部を見ても全く異常なし ????? 再度、ヒューズを交換し、スイッチを入れたらすぐに切れてしまいました。
 
 えっ~~っ! これはただ事ではない。こんなの初めてです。
煙が発生したと思われる付近を見ても全くわからず・・・
ところが電源部の最初の電解コンデンサー(450V22μF)に触れると異常な熱さ・・・ケミコンがこれほど加熱することはありません。
 
 このアンプ・・・改造前に電源を入れた時に何となく、少し匂を感じていたのですが、見た目には異常が無かったので、部品はそのまま使ったのですが、どうやらこのケミコンが原因のようです。
 
イメージ 1
 
 
 見た目は何ともないようですが、パンク寸前?で駄目になったようです。床に転がしてみると、コロコロとは転がらずに・・・・
コロッ!・・・コロッ!・・・コロッ!・・・と、でんぐり返しのように転がり、必ず同じ面を上にして止まります。コンデンサーの片側だけが異常に重くなっているためです。
 
 う~ん・・困った・・・耐圧の高いケミコンがあったかな~~と探しまわったら中古品ですが、500V22μFが見つかったので、すぐに交換しました。(コロッケさん、新品の部品じゃなくてごめんなさいね)
 
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 あらためて、現在長時間の通電テストと試聴中
  です。整流管は5Z3を挿して聴いています。
 
イメージ 2
 
 本当は、今日にでもコロッケさんにアンプを送ろうと思っていたのですが、これでは心配ですので、完全にOKと判断したところで送ります。こんなことがあったので、アンプを送る時には、「私の頭がボケるまでの製品保証書」を発行する必要があるようですね。これは冗談抜きで、他人さまのアンプは、よほどのことでないと作りませんが、友人や職場の方には何台か作っています。
 今のところ私の設計や製作ミスでのトラブルは一切ありません。
 
 改造にあたっては2A3の動作は、軽くして超寿命設計にしたつもりですが、このようなトラブルが発生したことにはショックです。単純にケミコンの経年劣化などによる不良の発生と考えていますが・・・・
 
実はこのメーカーのコンデンサー、あまり好きではありません。・・・何度転がしても、このコンデンサー・・・メーカー名が下になって読めないように止まるんですね~~~~笑らっちゃうな~~~というより・・・このやろう・・・ですね・・・
 
  ※2016/10/09 13:55 追加投稿
 
電解コンデンサー(ケミコン)を交換しました。中古品で、リード線が短かったのですが・・・まあ、何とか半田付けをしました。
耐圧が500Vなので、より安心・・・
 
現在、通電、音出し中で連続3時間・・・今のところ全く問題ありません。まだまだ通電のまま音を出して問題がないか、このまま続け、電源OFF前にも各電圧のチェックもしたいと思います。
 
イメージ 3
 
 楽しみにしていたコロッケさん、ごめんなさい・・・・
もうちょっと、確認テストなどしたうえで、「保証期間:私の頭がボケるまで・・・」の保証書を添付して、お返ししますね。
 
----- 参考記事 -----
 このアンプの診断・改造に関するこれまでの投稿です。
 アドレスをクリックすると記事につながります。
2A3シングル・アンプの診断/改造 ①
2A3シングル・アンプの/改造 ② 配線終了
2A3シングル・アンプの/改造 ③ 電源部強化
 
では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。
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