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Channel: 真空管アンプの自作と、クラシック音楽&家庭菜園&鉄道写真などなど
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オーディオ・チェック・レコード/PCM/45rpmレコード

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   オーディオ・チェック・レコード

LPレコードの棚を少し整理していたら、こんな45回転の30cmレコードが見つかった。今でも同じレコードを持っている方がおられるでしょうか…?
1977年に日本コロンビア(株)がDENONのPCM録音(デジタル録音)レコード100万枚突破謝恩記念、およびレコード発売100年記念として発売されたオーディオ・チェック用のレコード・・・
第1面が基本チェック、第2面が音楽ソースによるオーディオ・チェックとなっています。

イメージ 1

第1面
基本チェック
1.再生装置の左右・接続の確認
2.周波数特性テスト
(1kHz-70Hz-200Hz-1kHz-5kHz-10kHz)
3.クロストーク・テスト
4.位相の正確さ及び左右の音質バランステスト
 帯域ノイズ
(70Hz-500Hz,500Hz-4kHz,4kHz-10kHz)
5.ワウ・フラッター・テスト(3kHz)
6.カートリッジのトレーシング能力テスト(適正針圧確認)
(100Hz,1kHzのサイン波)
7.基準レベル(1kHz,5cm/secのラテラル信号)
8.PCM録音と通常の録音の比較

第2面
音楽ソースによるオーディオ・チェック
1.低域周波数テスト(大太鼓)
2.高域周波数テスト(チェンバロ)
3.低周波数特性と過度特性テスト(佐渡の鬼太鼓)
4.高域過度特性テスト(三味線)
5.バンド1から4迄の総合テスト(ドラムセット)
6.ダイナミック・レンジ・テスト(ピアノ)
7.中域総合バランス・テスト(ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ)
8.ワウ・フラッター・テスト(フルート)
9.位相の正確さ及び左右のバランス(女声)
10.混変調歪のテスト(パイプ・オルガン)

・・・と、いう内容ですが・・・
基本チェックのNo5.ワウ・フラッター・テストについてのチェック方法の説明が面白い…
「今度はターン・テーブルのワウ・フラッターをチェックしてみましょう。まずはレコードの偏心を取り除く必要がありますので、最後の同心円に針をおき、レコードを回転させてトーン・アームの左右のふれがなくなるように盤の位置を調整してください。
レコードの中心にある穴をハサミのようなものでけずることによって簡単に調整することが出来ます。
人間の耳は3kHz附近の音に対していちばん敏感ですので、この信号でほとんど音のゆれが感じられないようであれば、音楽を再生する上では全く問題はないと考えてよいでしょう。…3kHzラテラル信号…」

この表記は別の書き方をすれば、プレーヤーのワウ・フラッター・テストというより、「レコードの中心の穴は正確ではなく、ずれているので、穴の一部を削って修正…」というようにも解釈できます。しかし、実際、どこを削ったら良いのかは難しい…最悪、適当にハサミの刃などでグリグリと盤の穴を広げてから、ターンテーブル上でレコード盤を動かして、真ん中に置け…」ということになってしまう。…これでは笑ってしまう…
確かにLPレコードの中には穴が結構ずれていたものがあったのは確か・・・このNo5のテストはプレーヤーのワウ・フラッター・テストより、「レコードの穴のズレ確認テスト」といった要素が強い。

と、思いつつテストレコードを聴いてみた。基本チェックは問題なし・・・デジタル録音のLPレコード・・・う~~ん…結構音がいい・・デジタル録音のCDよりもずっと良いかも??
最近、多いSACD…本当に良いのだろうか?結構、高額だし、我が家のCDプレーヤーはSACD対応ではない安物だ…
クラシック音楽では昔の録音のSACDでの再販が続いていますが、買い直すほどとは思っていない・・・

今でもLPレコードも良く聴いているHIROちゃんでした。
では、またね・・・



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