フォノイコライザーアンプ等にびっくり!
※多少ですが、文章を数か所修正しました(2018/05/24)
※2018/05/24 追加投稿
末尾にパワーアンプ等についても掲載しました。
今日、仕事帰りに本屋に寄ったら「analog」なる雑誌に「アナログ・グランプリ2018」という見出しがあり、アナログのレコードプレーヤーや真空管アンプの紹介があったので、パラパラと立ち読みをしてみた。あまりの驚きで・・・つい、くだらない記事?とは思いつつブログに投稿してしまった。
アナログ機器のベスト製品を選ぶ記事のようだが、選ばれた真空管のフォノイコライザアンプに記事を見てびっくりだ!
AUDIO NOTE(オーディオノート)なるメーカーの製品で、GE-10という製品だ。
写真はAUDIO NOTEのホームページから転載
何と価格が税込みで4,914,000円だ!はじめは49万…凄い高い!と驚いたら、そんなもんではない…桁違い491万…高級自家用車並みの値段設定…どうでもいい話だが、どのような根拠で、こんな驚くような価格になっているのだろう。
しかも、「analog」の記事の中での評価はべた褒めだ。「日本で最高の真空管アンプメーカー」とか、アンプの評価についても音がどうのこうのとは詳しく書かれていない。外観に高級材料を使用しているとか、配線素材は銀製を使っているとか、そんなことが評価された…とか書いてあった。
さっそく、自宅に帰ってからAUDIO NOTEのホームページを見てみた。回路的には片チャンネルごとにE88CC1本と、6072を2本使用したCR型、電源は別電源で左右独立型で6CA4による真空管整流の定電圧回路を採用している。これだけの情報でも基本的な回路は私でも設計できる。E88CCは、最近、よくオーディオ用として、もてはやされている6DJ8の欧州管名、元々はテレビのチューナーのカスコード用中増幅率(μ=33)高周波管、6072は中(高)増幅率(μ=44)電圧増幅用の真空管、12AY7の高信頼管である。
なお、入力はMMのみでMCカートリッジは昇圧トランスか、ヘッドアンプが必要となる。もしこのメーカーの昇圧トランス(製品名:SFz)を購入すると価格は855,360円だ!。
製品説明を見てみるとオリジナルの電源トランスや、チョークトランスは試聴を重ね適切な制振処理がされているとか、デカップリングは3種類のコンデンサーを使用して…とか、どうちゃらこうちゃら…能書が多く書いてあるが…自作でE88CCと、6072を使って、高価な市販品の電源トランスを使い、高級なアンプケースなどを使ったとしても10万円もかからずに十分出来るアンプだ。
いや、写真を見ると、出力はトランス出力のようなので、10万円では無理でしょう。・・・・・まあ、ですが20万円までは絶対にしないですぞ~~~~!おつりがきます。
このアンプにケチをつけるつもりはないが、外観にいくら高級な材料や電源トランス、配線材料を使ったとしても500万円近い価格とは信じられない。それ以上に、このアンプがアナロググランプリ2018なるものに高い評価を書くようなオーディオ評論家?なる審査員の方が、どんな神様的スーパーお耳の持ち主なのだろうかと考えてしまう。
しかし、AUDIO NOTEさんも、よほど自信のある製品だからこその価格設定なのでしょう…文句はいえません。むしろ、ここまでやるか…の拍手ですわ。パチパチ・・・
同じような回路で自作したフォノイコライザーを、電源をONにしただけの、接続無しのGE-10なるアンプを前に置き、実際には見えない所で自作のフォノイコライザーアンプを接続して、評論家に音を聴かせてみたい…こんなドッキリを試聴会でやったら面白そうだ…まあ、500万円くらいのアンプですからきっとすばらしい音がするので区別が出来るんでしょうね。
ついでにホームページに「G-1000」なるラインプリアンプが載っていた。価格は税込みで何と何と7,538,400円…これも自作すれば安いもんだ…
もし、MCカートリッジで聴くために昇圧トランス(855,360円)、イコライザーアンプ(4,914,000円)、ラインプリアンプ(7,538,400円)をセット使用するとなると…
何と何と合計13,307,760円…これだけで…いっせんさんびゃくさんじゅうまん…
どんな方が購入するんだろうか・・????
スピーカーコードや他の製品も凄い価格設定だ!・・・・・・
価格はクリックしないと表示されないところがにくい・・・
クリックすると、表示された数字の桁を確認しなければならない・・う~~ん・・・ホントに凄い!
音マニアでお金のある方、無い方はローンでも組んで・・
・・・ぜひ、このアンプをご購入のうえ、最高級の音をお楽しみください。私からもおすすめの品です。(音は聴いていませんがこれだけの価格の自信作だと思いますので…)
こちらのホームページをご覧の上、売れきれないうちにお早めにお求めください。私はローンを組んでもお金を返すことが出来ないボンビージジイなので当然パスですよ。。。。ハハハハ
フォノイコライザーアンプ GE-10
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またまたついでに・・・・追加投稿じゃ~~~
パワーアンプ等について
「Kagura」という、送信管211をパラで使用した、シングル・パワーアンプもびっくりだ。
モノラル構成でペアで価格は何と何と、
14,256,000円!
前記の昇圧トランスや、イコライザアンプ、ラインアンプと組み合わせたら3千万円近い金額…土地付きのマイホームが建てられるびっくり価格。パワーアンプそのものは12AU7と、6SN7のドライブでカソード・フォロア出し…211アンプでは一般的な回路だろう。
その他の商品・・・
「GINGA」という、ターンテーブルは7,560,000円で本体のみ価格、トーンアームが540,000円、(カートリッジ無し)これらは全てホームページの商品紹介で見ることが出来ます。
どんな人が購入するのだろうか…?
それに…フォノイコライザーアンプを購入された方って…アナログのLPレコードを一体何枚持っているのだろうか・・・?
まあ、いいとこ数百枚位だろうね・・・中には数十枚しか持っていなくて音楽を聴くんじゃなくて、音を追求している…なんていう音マニアもいるからな~~~それはマニアではなく、言葉は悪く失礼だが、音キチガイではないだろうか・・・
なんでもいいけど…AUDIO NOTEさん…あっぱれ!じゃ~~
おわり
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なお、この記事に対してコメントを頂いても実際にアンプを
見たり、音を聴いていませんので私からの返信は出来ません。
従って勝手ながらコメント欄は閉じさせていただきます。
また、「ナイス」ポッチをされても御礼のコメントは欠礼と
させていただきます。
では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。![]()
