アルゲリッチ/小澤征爾/水戸室内管弦楽団
------ ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第1番ハ長調 ------
今回、紹介するCDは2017年5月、水戸芸術館で行われた水戸室内管弦楽団第99回定期演奏会のゲストとして招いたマルタ・アルゲリッチと、小澤征爾とのベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番ハ長調のライブ録音。
実は、この演奏会、聴きに行くつもりでしたが、体調も悪く、またチケットの入手も困難なことから諦めたコンサート・・・
先日(4/29)、那珂市中央公民館で開催された「常陸管球の会試聴会」に来られた友人が、ぜひ聴いてみたら・・・と貸していただいたCDです。聴いてみました。。。。
これまで、このベートーヴェン/ピアノ協奏曲第1番の私の愛聴盤というと、1970年6月7日録画のDVD/レナード・バーンスタイン指揮・ピアノ/ウィーン・フィルとの弾き振り、バックハウス/ハンス・シュミット-イッセルシュテット/ウィーン・フィル、そして、エッシェンバッハ/カラヤン/ベルリン・フィルといったところでしょうか‥‥
私の大好きなピアノ協奏曲のひとつです。
さて、今回のアルゲリッチとの演奏ですが、これまで聴いてきた演奏とは趣が少し異なります。新鮮で、なんと素晴らしいピアノだろう。テクニックのすばらしさを裏付ける「力強さの中にも澄み切ったピアノの音…」そして「天才を感じる伸びやかな音…」
第1楽章、第3楽章での力強さと盛り上がり、第2楽章ラルゴで聴かせる包み込まれていく表情の豊かさ・・・いずれも絶品!
小澤征爾指揮の水戸室内管弦楽団も見事。大げさな表現や、力みは感じられませんが、室内管弦楽団とは思えないようなスケール感があります。みずみずしさを聴かせるのも。この楽団の特徴でしょう。
この演奏会、満員の聴衆がスタンディング・オベーションで二人の巨匠を称えたとのこと・・・・聴きに行きたかった~~~
なお、このCDにカップリングされている「交響曲第1番ハ長調」は、2017年1月の第98回水戸室内管弦楽団定期演奏会でのライブ録音。ここでも室内管弦楽団とは思えない新鮮味溢れた力強さとスケール感があり、第1番にピッタリの、みずみずしい名演でしょう。
これまで私は、小澤征爾/水戸室内管弦楽団とのベートーヴェンでは、第89回定演での「第4番」、第90回定演での「第7番」を水戸芸術館で聴いていますが、チャンスがあれば、ぜひ、また生で聴いてみたいと思っています。小澤征爾さんのご健康を祈るばかりです。
【関連記事】
■小澤征爾指揮/水戸室内管弦楽団 第90回定期演奏会
(ベートーベン交響曲第7番)
http://blogs.yahoo.co.jp/hirochan29dec2951/67086418.html■小澤征爾指揮/水戸室内管弦楽団 第89回定期演奏会 (ベートーベン交響曲第4番)の感想記事は、こちら・・・
なお、この協奏曲の書庫には、下記の投稿があります。
投稿曲は少ないですが、ぜひ、見てください。下のアドレスをクリックすれば記事につながります。
■ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第1番/レナード・バーンスタイン/VPO
■モーツアルト/ピアノ協奏曲第21番ハ長調
■デュ・プレ/エルガー/チェロ協奏曲 他
■ ベートーヴェン/二つのピアノ協奏曲全集/内田光子/杉谷昭子
■アルトゥール・ルービンシュタインの「皇帝」
■チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番(名盤・名演奏)
■ブラームス/ヴァイオリン協奏曲の名盤
■ヴィヴァルディ/ヴァイオリン協奏曲集 「四季」
■ケンプのベートーヴェン/ピアノ協奏曲全曲
■ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲の名盤
■ヴィオッティのヴァイオリン協奏曲第22番イ短調その他、全29曲
ピアノとヴァイオリンのための二重協奏曲 イ長調
■ベートーヴェンのピアノ協奏曲の名盤
では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。![]()
