出力管の固定バイアスと自己バイアス
真空管アンプの出力管の、バイアス電圧のかけ方には固定バイアスと自己バイアス(セルフ・バイアス)があります。(半固定バイアスというやり方もありますが・・・)
一般的には固定バイアスのほうが「出力が大きくとれ、音も良い」と言われていますが、結論から言えば、私はどちらでもいい。
どちらの方式のほうが音が良いかは、私の駄目耳では、区別が全くできない。
どちらかと言うと自己バイアスのほうが好きである。自作する場合は、回路が簡単で電圧調整の必要がないのがうれしい。また、多少の球のバラツキがあっても、自己バイアスなら、それほど動作に影響はしない。
固定バイアスだとテスターで電圧を読みながら調整用のVRを動かさなければならない。
今回修理した友人のアンプ、LUXのMQ-50は、KT-88(6550)のUL接続プッシュプル・アンプ・・・これは固定バイアスの回路でしたが、確かに力感のある素晴らしい音だったようにも聴こえた・・・でも、はっきりとしたことはわからない。
出力トランスにタンゴのFW-100Rを使用した重量級のアンプ・・・2006年に製作したものですが、現在は譲ってしまい手元には残っていません。
さて、真空管アンプのファンのあなたは、固定バイアス派ですか・・?・・それとも自己バイアス(セルフ・バイアス)派ですか・・?
では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。
次回の投稿はクラシック音楽かな~~~~
今、モーツアルトのレクイエムの投稿用の記事を書いています。近いうちに投稿します。では・・・![]()
