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Channel: 真空管アンプの自作と、クラシック音楽&家庭菜園&鉄道写真などなど
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出力管の固定バイアスと自己バイアス

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  出力管の固定バイアスと自己バイアス

 真空管アンプの出力管の、バイアス電圧のかけ方には固定バイアス自己バイアス(セルフ・バイアス)があります。(半固定バイアスというやり方もありますが・・・)
 一般的には固定バイアスのほうが「出力が大きくとれ、音も良い」と言われていますが、結論から言えば、私はどちらでもいい。
どちらの方式のほうが音が良いかは、私の駄目耳では、区別が全くできない。
どちらかと言うと自己バイアスのほうが好きである。自作する場合は、回路が簡単で電圧調整の必要がないのがうれしい。また、多少の球のバラツキがあっても、自己バイアスなら、それほど動作に影響はしない。
固定バイアスだとテスターで電圧を読みながら調整用のVRを動かさなければならない。

 今回修理した友人のアンプ、LUXのMQ-50は、KT-88(6550)のUL接続プッシュプル・アンプ・・・これは固定バイアスの回路でしたが、確かに力感のある素晴らしい音だったようにも聴こえた・・・でも、はっきりとしたことはわからない。

 イメージ 1これまで、シングル、プッシュプル、合わせて約50年間の間に100台以上の真空管アンプを自作してきましたが、プッシュプル・アンプで固定バイアスの設計でのアンプは、右の写真の6CA7(EL34)ppアンプの1台だけです。
 出力トランスにタンゴのFW-100Rを使用した重量級のアンプ・・・2006年に製作したものですが、現在は譲ってしまい手元には残っていません。

 さて、真空管アンプのファンのあなたは、固定バイアス派ですか・・?・・それとも自己バイアス(セルフ・バイアス)派ですか・・?

 では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。
 次回の投稿はクラシック音楽かな~~~~
 今、モーツアルトのレクイエムの投稿用の記事を書いています。近いうちに投稿します。では・・・


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