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Channel: 真空管アンプの自作と、クラシック音楽&家庭菜園&鉄道写真などなど
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真空管いろいろ/6SN7-GTB

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  真空管いろいろ/6SN7-GTB
 
  最近は、歳のせいか物忘れが多くなってきました。このコーナーで何の真空管を紹介しようかとVT-62を持ち出したら、以前にVT‐25と共に紹介していました。
 もう一度、見直したら・・なんと前回紹介した46真空管も紹介済だったんですね~~・・
 
 さて、これまで、ほとんどが出力管を中心に紹介してきましたが、今回は低周波電圧増幅管の6SN7-GTBです。手許には東芝製、NEC製とロシア製がありますが、写真ではNEC製と東芝製の国産品を紹介します。構造的には全く同じです。ただしNEC製は、ガラス管の頭の部分が東芝製より丸みが大きくなっています。
 
イメージ 1
 
イメージ 2
 
イメージ 3
 
 
 
 6SN7-GTBの規格はこちらです。
   ↓
 
 
 この6SN7-GTBですが、欧州球にこだわるマニアの方の中には、この6SN7-GTBは音が気に入らない・・と仰る方が多く、ムラード製のECC33や、ECC32に拘る「音マニア」の方が多いようですね。
 
 6SN7-GTBは、電圧増幅用が中心ですが、プレート損失も5Wと大きく、テレビの偏向用として水平垂直発振増幅にも使用されていました。
 6SN7-GTBは、μ=20の中増幅率の球ですが、プレート抵抗も比較的低いためにトランス結合にも使用出来、1本で2段増幅すれば、かなりバイアスの深い出力管でも強力にドライブすることが出来ます。また、プッシュプル・アンプでは位相反転用としても使いやすい真空管です。
 
 大きな出力を望まなければ、出力管としてプッシュプルなら約2W近い出力が得られます。かなりラフな使い方ですが、6BX7-GTとソケット接続が同じですので、回路定数を工夫すれば、6BX7/6SN7とのコンパチブル・アンプの製作も可能です。
 6SN7を1本だけ使ったミニワッターや、パラ・シングルでも面白そうなアンプが出来そうですね。機会があれば、ぜひ作ってみたい真空管です。
 
 
6SN7/6BX7兼用プッシュプル・コンパチブル・アンプの製作投稿記事はこちらです。
   ↓
 
は、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。
 
 

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