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スメタナ/交響詩集「わが祖国」全曲

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   スメタナ/交響詩集「わが祖国」全曲


HIROちゃんのクラシック・ライブラリーの中には、ラファエル・クーベリックのLP、CDが結構あります。ベートーヴェン、マーラー、ドヴォルザークの交響曲全集や、モーツアルト交響曲などの音源が多いのですが、スメタナの交響詩集「わが祖国」全曲のCDがあります。クーベリックは、この「わが祖国」全曲を何度も録音しています。
チェコ・フィルで聴いてみようと探してみると、あると思っていたクーベリック指揮によるチェコ・フィル盤は持っていませんでした。


手許にあったのは1971年録音のボストン交響楽団盤と、1970年のローマ放送交響楽団とのライブ盤の2枚、どちらも完成度の高い演奏ですが、ローマ放送交響楽団とのライブ盤はいわゆる海賊盤?のモノラルでライブ感は聴きとれるものの音が悪い。ボストン交響楽団とのDG盤は、特に美しいハープで始まる「ヴィシェフラード(高い城)」は、抒情性のある演奏。「モルダウ」では描写力も巧妙・・・全曲とも生命力を感じる名演でしょう。

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 手許にある何故か怪しいPILZの全曲盤は、普通は「ヴィシェフラード(高い城)」からはじまるのですが、「モルダウ」が最初・・・しかも演奏者がリベー・ベザク指揮/チェコ国立プラハ・フィルハーモニーと、デニス・ゾルタイ指揮/フィルハーモニア・スラヴォニカと、2つの団体が併記されているため、誰がどの曲を演奏しているのか不明です。指揮者リベー・ベザクの表記はリボル・ペシェクだと思います。(リボル・ペザクとか、リボル・ペゼクとの表記もある)リボル・ペシェクは、Intercord盤から「モルダウ」が出ているのが、手許にあるので「モルダウ」は、ペシェクの演奏でしょう。デニス・ゾルタイは、いわゆる幽霊指揮者??、フィルハーモニア・スラヴォニカも幽霊楽団のようです。
演奏順番が異なっていますが、演奏そのものは纏まりのある演奏でしょう。

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新しい演奏ではありませんが、カレル・アンチェルや、ヴァーツラフ・ノイマン指揮/チェコ・フィルハーモニーで聴いてみたいのですが、残念ながら私のライブラリーにはありません。


そこで、今回あらためて聴いたのはヴァーツラフ・ターリッヒ指揮のチェコ・フィルのモノラルのLP盤。ターリッヒは「わが祖国」全曲を何度か録音をしていますが、この演奏は晩年の1950年代のもの。スプラフォン原盤で、モノラル録音でも聴きやすい音です。ターリッヒの演奏は、全曲とも抒情性や描写力のあることに加えて白熱さも感じる生命力のある演奏だと思います。やはり全曲の中では「モルダウ」が密度の高い演奏でしょうか・・・

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この「管弦楽曲」の書庫内には下記のおもな投稿記事があります。


■ロベルト・シュトルツ/ウィーン音楽集
■フリッツ・ライナー/R・シュトラウス作品集
■クレメンス・クラウス/ニュー・イヤー・コンサート
■エリック・サティ作品全集から/管弦楽集
■ストラヴィンスキー/自作自演セレクション
■サロネン指揮」/ストラヴィンスキー作品集
■ニューイヤー・コンサート 1987/カラヤン
■シュトラウス・ファミリーのワルツ・ポルカ・行進曲集
 /ボスコフスキー
■グローフェ/グランドキャニオン
■R・シュトラウス/交響詩 ツァラトゥストラはかく語りき
■バッハ/管弦楽組曲全曲/クレンペラー
■エリック・サティ/管弦楽曲集/パラード
■クレメンティ/交響曲他、管弦楽作品全集
■武満徹 作品集
■シベリウス/フィンランディア
■R/シュトラウス管弦楽曲集/ルドルフ・ケンペ
ストラヴィンスキー 「春の祭典」の名盤(名演奏)
■ルロイ・アンダーソンの音楽

では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。




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